登録販売者の過去問
令和元年度(東京都)
医薬品の適正使用と安全対策 問107
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問題
登録販売者試験 令和元年度(東京都) 医薬品の適正使用と安全対策 問107 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述のうち、一般用医薬品の鎮咳(がい)去痰(たん)薬(内服液剤)の添付文書等において、コデインリン酸塩を含有することにより、「使用上の注意」の項目中に「過量服用・長期連用しないこと」と記載することとされている理由として、正しいものの組合せはどれか。
a 腸管粘膜への刺激が大きくなり、腸管粘膜に炎症を生じるおそれがあるため。
b 依存性・習慣性がある成分が配合されており、乱用事例が報告されているため。
c 倦(けん)怠感や虚脱感等が現れることがあるため。
d 副腎皮質の機能低下を生じるおそれがあるため。
a 腸管粘膜への刺激が大きくなり、腸管粘膜に炎症を生じるおそれがあるため。
b 依存性・習慣性がある成分が配合されており、乱用事例が報告されているため。
c 倦(けん)怠感や虚脱感等が現れることがあるため。
d 副腎皮質の機能低下を生じるおそれがあるため。
- (a、b)
- (a、c)
- (a、d)
- (b、c)
- (b、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
長期連用により、倦怠感や虚脱感、多幸感におそわれ、薬物依存になるおそれがある成分です。
特に、内服液剤での服用には注意が必要です。
a ピコスルファートナトリウムや、センナ、ダイオウなどの注意です。
d ステロイド剤配合の医薬品についての注意です。
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02
コデインリン酸塩は、その作用本体であるコデイン、ジヒドロコデインが、麻薬のモルヒネと同じ基本構造を持ち、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれます。
そのため依存性があり、また長期連用によって倦怠感、虚脱感、多幸感等が現れることがあり、薬物依存や乱用につながる恐れがあります。
そのため特に内服液剤では、その製剤的な特徴から、本来の目的以外の意図で服用する、不適切な使用がなされることがあり、大量買いをしようとする人や、長期にわたって買い続けようとする人では、依存状態になっていないか、注意を払う必要があります。
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03
a.誤
大腸刺激性瀉下薬を大量に使用すると、腸管粘膜への刺激が大きくなり、腸管粘膜に炎症を生じるおそれがあります。
b.正
コデインが代謝されるとモルヒネになり、依存性・習慣性があるため、長期服用や過量投与しないようにします。
c.正
コデインリン酸塩の長期服用、過量投与により倦怠感や虚脱感、多幸感等が現れるおそれがあります。
d.誤
長期間のステロイド製剤の服用していて、急に投与中止をしたりすると、副腎皮質の機能低下などの状態を起こすことがあります。
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