登録販売者の過去問
令和2年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問77
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問題
登録販売者試験 令和2年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問77 (訂正依頼・報告はこちら)
高コレステロール改善薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ポリエンホスファチジルコリンは、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。
b リノール酸は、末梢組織におけるコレステロールの吸収を抑えることを主な目的として配合される。
c パンテチンは、低密度リポタンパク質( LDL )の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、高密度リポタンパク質( HDL )産生を高める作用があるとされる。
d リボフラビン酪酸エステルは、コレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺(しび)れ)の緩和等を目的として用いられる。
a ポリエンホスファチジルコリンは、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。
b リノール酸は、末梢組織におけるコレステロールの吸収を抑えることを主な目的として配合される。
c パンテチンは、低密度リポタンパク質( LDL )の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、高密度リポタンパク質( HDL )産生を高める作用があるとされる。
d リボフラビン酪酸エステルは、コレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺(しび)れ)の緩和等を目的として用いられる。
- a:正 b:正 c:誤 d:正
- a:正 b:誤 c:正 d:誤
- a:正 b:誤 c:正 d:正
- a:誤 b:正 c:正 d:誤
- a:誤 b:正 c:誤 d:誤
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この過去問の解説 (3件)
01
a 正
ポリエンホスファチジルコリンとリノール酸は、同様の作用です。
肝臓におけるコレステロールの代謝を促進します。
b 誤
リノール酸は、肝臓におけるコレステロールの代謝を促進します。
c 正
LDLが多くてHDLが少ないと、コレステロールの運搬が末梢組織側に偏ってしまいます。
d 誤
リボフラビン酪酸エステルは、ビタミンB2成分です。
コレステロールの合成抑制と排泄、異化促進作用などがあります。
尿が黄色くなることがありますが、服用を中止する副作用ではありません。
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02
正解は 2 です。
a:正 同じ作用を持つ成分に、リノール酸があります。
b:誤 リノール酸は、肝臓におけるコレステロールの代謝を促すことを主な目的として配合されます。
c:正 パンテチンは、悪心(吐き気)、胃部不快感、胸やけ、下痢などの消化器系の副作用を生じることがあります。
d:誤 リボフラビン酪酸エステルは、コレステロールの生合成抑制、排泄・異化促進作用、中性脂肪抑制作用、過酸化脂質分解作用があります。
コレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があり、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺(しび)れ)の緩和等を目的として用いられるのは、ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル)やガンマ‐オリザノールです。
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03
正解→2
a)正
b)誤
リノール酸の主な目的は肝臓におけるコレステロール代謝の促進です。
c)正
d)誤
リボフラビン酪酸エステルの目的は、コレステロールの生合成抑制や排泄・異化促進作用、中性脂肪抑制などがあります。また、リボフラビン酪酸エステルはビタミンB2の成分であることも併せて覚えておきましょう。
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