登録販売者の過去問
令和3年度（東京都）
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問15

正解は「４」です。

a：誤

「適切な対処である」が誤りです。

一般用医薬品の役割は、以下の６つです。

　・軽度な疾病に伴う症状の改善

　・生活習慣病等の疾病に伴う症状発現の予防

　・生活の質の改善、向上

　・健康状態の自己検査

　・健康の維持、増進

　・その他保健衛生　

そのため、症状が重いときには一般用医薬品を使用は適切な対処ではありません。

b：正

一般用医薬品を服用し続けると、症状の改善が遅れたり副作用が起こりやすくなることがあります。

情報提供は医薬品の販売だけでなく、医療機関の受診を勧めることが適切な場合があります。

c：誤

「変わるものではない」が誤りです。

一般用医薬品で対処可能な範囲は、医薬品を使用する人によって変わります。

例えば、乳幼児や妊婦等では使用不可な医薬品の成分があるため注意が必要です。

正解：４（誤・正・誤）

一般用医薬品で対処可能な症状等の範囲に関する正誤問題

a 誤：一般用医薬品は、基本的に軽度の体調不良に用いられています。重度の場合は医療機関で受診することが肝心です。

b 正：問題文の通りです。

c 誤：妊婦や乳幼児では、使用できる医薬品に限度があります。

正解は　４　です。

ａ：誤

症状が重いとき（高熱や激しい腹痛がある場合、患部が広範囲である場合等）には、まず、一般用医薬品の使用ではなく病院を受診することが適切な対処です。

一般用医薬品は、「医薬品のうち、その効能および効果において人体に対する作用が著しくないものであって、薬剤師その他の医薬関係者から提供された情報に基づく需要者の選択により使用されることが目的とされているもの」と定義されています。

ｂ：正

購入者自身、何を期待して医薬品を購入するのか漠然としている場合があり、また、購入者側に情報提供を受けようとする意識が乏しく、コミュニケーションが成立しにくいこともあります。

そうした際にも、できるかぎり情報提供を行うためのコミュニケーション技術を身につけることが必要です。

ｃ：誤

一般用医薬品で対処可能な範囲は、医薬品を使用する人によって変わります。