問題
a 副作用は、眠気や口渇等の比較的よく見られるものから、日常生活に支障を来す程度の健康被害を生じる重大なものまで様々である。
b 医薬品を十分注意して適正に使用した場合であっても、副作用が生じることがある。
c 一般用医薬品の場合は、通常、重大な副作用を回避することよりも、使用を中断することによる不利益を回避することが優先される。
d 副作用は、容易に異変を自覚できるものばかりでなく、明確な自覚症状として現れないこともある。
医薬品の副作用に関する問題です。
各選択肢をみながら、解説と照らし合わせていきましょう。
a.副作用は、眠気や口渇等の比較的よく見られるものから、日常生活に支障を来す程度の健康被害を生じる重大なものまで様々ですが、どのような副作用であれ、起きないことが望ましいです。
よって、この選択肢は正解です。
b.医薬品が人体に及ぼす作用は、すべてが解明されているわけではないため、十分注意して適正に使用された場合であっても、副作用が生じることがあります。
そのため、医薬品を使用する人が副作用をその初期段階で認識することにより、副作用の種類に応じて速やかに適切に処置し、又は対応し、重篤化の回避が図られることが重要となります。
よって、この選択肢は正解です。
c.一般用医薬品は、軽度な疾病に伴う症状の改善等を図るためのものであり、一般の生活者が自らの判断で使用するものです。通常は、その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先され、その兆候が現れたときには基本的に使用を中止することとされており、必要に応じて医師、薬剤師などに相談がなされるべきです。
一般用医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等から副作用の発生の経過を十分 に聴いて、その後の適切な医薬品の選択に資する情報提供を行うほか、副作用の状況次第では、購入者等に対して、速やかに適切な医療機関を受診するよう勧奨する必要があります。
よって、
「重大な副作用を回避することよりも、使用を中断することによる不利益を回避することが優先」→「使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先」
ゆえに、「不利益より副作用回避が優先」となります。
よって、この選択肢は誤りです。
d.副作用は、容易に異変を自覚できるものばかりでなく、血液や内臓機能への影響等のように、明確な自覚症状として現れないこともあるので、継続して使用する場合には、特段の異常が感じられなくても医療機関を受診するよう、医薬品の販売等に従事する専門家から促していくことも重要です。
よって、この選択肢は正解です。
正解の選択肢です。
誤りです。
正解は、「a:正 b:正 c:誤 d:正」です。
誤りです。
正解は、「a:正 b:正 c:誤 d:正」です。
誤りです。
正解は、「a:正 b:正 c:誤 d:正」です。
誤りです。
正解は、「a:正 b:正 c:誤 d:正」です。
解説はすべて、『登録販売者試験問題の作成に関する手引き』(令和4年3月作成、令和6年4月一部改訂)を参照しています。