通関士の過去問
第49回(平成27年)
通関書類の作成要領その他通関手続の実務 問49

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問題

通関士試験 第49回(平成27年) 通関書類の作成要領その他通関手続の実務 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

次の取引内容に係る輸入貨物の課税価格を計算しなさい。

本邦の輸入者M( 買手 )は、サングラス300個を輸入するため、A国の輸出者X( 売手 )との間で、CFR条件により売買単価1,500円で当該サングラスに係る売買契約を締結した。

当該売買契約は、A国の仲介者Yを介して締結されたものであり、MとXはその仲介業務の対価として売買価格の3%をそれぞれYに支払った。

Mは、A国での事業拡大を予定しており、上記2とは別にYに対して取引先の開拓のための調査を依頼し、調査費用として70,000円をYに支払った。

当該売買契約には、当該サングラスの代金を一括して支払う場合には売買価格から11%の値引きが与えられることが規定されている。

Mは、当該売買契約に基づき、Xからサングラス300個を輸入し、その代金を一括してXに支払った。


Mは、当該サングラスの輸入港到着後の運送に係る費用12,000円を運送会社に支払い、輸入港までの保険料3,000円を保険会社に支払った。
上記の者のいずれの間にも特殊関係はない。
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この過去問の解説 (3件)

01

問題49<課税価格の計算>
正解は417,000円

【解説】
 ポピュラーな貿易方式である運賃込みの条件のCFR価格でサングラスを輸入した際の課税計算は以下の通りです。

1 サングラス本体の売買価格(CFR価格)
      1,500円×300個=450,000円・・・①
2 仲介手数料は3%だから
    1,500円×300個×3%=13,500円・・・②
3 値引(一括支払いの際)は11%
    1,500円×300個×11%=49,500円・・・③
4 輸入港までの保険料   3,000円・・・④
5 輸入港到着後の運送費用12,000円・・非加算
6 取引先開拓のための調査費用(本件輸入取とは無関係)     
0,000円・・・・非加算
 したがって課税価格は
   ①+②-③+④=417,000円です





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02

【正解】

4. 417,000円

【解説】

1 サングラス本体の売買価格(CFR価格)

  1,500円×300個=450,000円・・・①

2 仲介手数料・・1,500円×300個×3%=13,500円・・・②

3 値引・・ 1,500円×300個×11%=49,500円・・・③

4 輸入港までの保険料   3,000円・・・④

5 輸入港到着後の運送費用  12,000円・・非加算

6 取引先開拓のための調査費用 70,000円・・・・非加算

(本件輸入取とは無関係)

課税価格= ①+②-③+④=417,000円 となります。

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03

輸入貨物の課税価格を算出する実務問題です。

選択肢4. 417000

①サングラス本体の売買価格

1,500円×300個=450,000円

②仲介手数料

1,500円×300個×3%=13,500円

③一括支払い値引き

1,500円×300個×11%=49,500円

④輸入港までの保険料  

3,000円

①+②-③+④ = 答え 417,000円

・取引先開拓のための調査費用は、今回の輸入取引のために支払いが行われたものでないため、課税価格には算入しません。

・輸入港到着後の運送費用は課税価格には算入しません。

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