通関士の過去問
第49回（平成27年）
関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法 問91
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問題
通関士試験 第49回（平成27年） 関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法 問91 （訂正依頼・報告はこちら）
次の記述は、関税法第5条（ 適用法令 ）に規定する関税を課する場合に適用する法令に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。一つを選びなさい。
- 総合保税地域に置かれた外国貨物については、当該貨物を引き取る日において適用される法令による。
- 一括して積込みの承認を受けて保税地域から引き取られた船用品で、その指定された積込みの期間内に船舶に積み込まれないものについては、当該積込みの承認がされた日において適用される法令による。
- 収容された貨物で、公売に付されるものについては、当該貨物の収容の日において適用される法令による。
- 輸入の許可を受けないで輸入された貨物については、当該輸入の行為につき関税法に基づく税関長による告発が行われた日において適用される法令による。
- 総合保税地域に置かれた外国貨物で、輸入申告がされた後輸入の許可がされる前に当該貨物に適用される法令の改正があったものについては、当該貨物につき当該総合保税地域に置くことが承認された日において適用される法令による。
- 該当なし。
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この過去問の解説 （2件）
01
関税法第5条（ 適用法令 ）に規定する関税を課する場合に
適用する法令に関する設問です。
誤っている選択肢です。
総合保税地域に置かれた外国貨物については
輸入申告の日において適用される法令によります。
誤っている選択肢です。
一括して積込みの承認を受けて保税地域から引き取られた船用品で
その指定された積込みの期間内に船舶に積み込まれないものについては
船用品が保税地域から引き取られた時の属する日において
適用される法令によります。
誤っている選択肢です。
収容された貨物で、公売に付されるものについては
当該貨物の公売の日において適用される法令によります。
誤っている選択肢です。
輸入の許可を受けないで輸入された貨物については
輸入の日において適用される法令によります。
誤っている選択肢です。
総合保税地域に置かれた外国貨物で
輸入申告がされた後輸入の許可がされる前に
当該貨物に適用される法令の改正があったものについては
当該貨物につき輸入の許可の日において適用される法令によります。
正しい選択肢です。
ポイントは税関長がどのタイミングで法令を確定させることができるか、です。
様々な状況が考えられますので整理して覚えておくと良いでしょう。
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02
適用法令に関する問題です。
誤
総合保税地域に置かれた外国貨物は輸入申告の日の法令が適用されます。
誤
一括して積込みの承認を受けた場合は承認に係る外国貨物が保税地域から引き取られた日の法令が適用されます。
誤
公売又は売却される貨物は公売又は売却の日の法令が適用されます。
誤
輸入の許可を受けないで輸入された貨物は輸入の日の法令が適用されます。
誤
輸入申告がされた後輸入の許可がされる前に当該貨物に適用される法令の改正があったものは輸入許可の日の法令が適用されます。
該当なしが正解です。
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