問題
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次の記述は、関税法第10章に規定する罰則に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。一つを選びなさい。
1 .
関税法第67条( 輸出又は輸入の許可 )の申告に際し、偽った書類を提出して貨物を輸入しようとしたが、当該偽った書類を提出したことを当該貨物の輸入の許可前に税関職員に発見された場合は、関税法に基づき罰せられることはない。
2 .
法人の代表者が関税法第110条( 関税を免れる等の罪 )に該当する違反行為をしたときは、当該違反行為が当該法人の業務についてのものであれば、当該法人に対して罰金刑は科されるが、行為者である代表者は罰せられることはない。
3 .
仕入書を改ざんして不正に関税を免れようとする得意先の輸入担当者から輸入通関の依頼を受けた通関業者が、当該仕入書の改ざんに気づきながらも依頼どおりに税関に申告した場合は、当該通関業者は当該通関業務を代行したことについて関税法に基づき罰せられることがある。
4 .
税関長の許可を受けないで金の地金を輸入したとして、関税法第111条第1項第1号( 許可を受けないで輸出入する等の罪 )に基づき罰せられたときは、関税法第118条第1項の規定により当該金の地金は没収される。
5 .
輸入された貨物について、当該輸入に係る通関業務を取り扱った通関業者が、関税法第105条第1項第6号( 税関職員の権限 )の規定による税関職員の質問に対して答弁しなかったとしても、答弁するか否かは任意であるので、当該通関業者が関税法に基づき罰せられることはない。
6 .
該当なし。
( 通関士試験 第49回(平成27年) 関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法 問103 )