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通関士の過去問 第52回(平成30年) 関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法 問84

問題

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次の記述は、保税運送に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。すべてを選び、その番号をマークしなさい。
   1 .
外国貨物である難破貨物をその所在する場所から開港に外国貨物のまま運送する場合においては、その所在する場所に税関が設置されておらず、当該運送をすることについて緊急な必要があるときであっても、当該運送について、その所在する場所を所轄する税関長の承認を受けなければならない。
   2 .
日本郵便株式会社は、輸入される郵便物で関税法第76条の規定により日本郵便株式会社から税関長に提示され、税関職員による必要な検査が行われ、当該検査が終了したことについて税関長から日本郵便株式会社に通知があったものについて、税関空港相互間を運送しようとする場合には、税関長の承認を受けなければならない。
   3 .
保税運送の承認に際し税関長が指定した運送の期間について、その指定された期間の延長の申請を行おうとする者は、当該承認をした税関長又は当該承認に係る貨物のある場所を所轄する税関長に当該申請に係る申請書を提出しなければならない。
   4 .
税関長が指定する期間内に発送される外国貨物の運送について一括して保税運送の承認を受けた者であっても、当該承認に係る外国貨物の運送に際しては、その都度、運送目録を税関に提示し、その確認を受けなければならない。
   5 .
保税運送の承認を受けて運送された外国貨物(輸出の許可を受けた貨物を除く。)がその運送中に運送する者の重大な過失により亡失した場合であって、その承認の際に税関長が指定した期間内に運送先に到着しないときは、当該承認を受けた者から、直ちにその関税が徴収される。
( 通関士試験 第52回(平成30年) 関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法 問84 )
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この過去問の解説 (2件)

16
正解 3、5
期間の延長は運送を承認した税関長又は運送貨物のある場所を所轄する税関長に承認申請することができます。

運送期間の経過による関税の徴収は、やむ負えない事情により亡失した場合は関税は徴収されませんが、亡失の旨を税関長に届け出なければなりません。


不正解
1.税関が設置されていない場所においては税関職員の承認を受けなければならないが税関職員がいない場合は、警察官にあらかじめその旨を届けなければなりません。関税法64条第1項

2.外国貨物である郵便物は、税関長に届け出ることにより、外国貨物のまま運送することができます。承認を受ける必要はありません。

4.一括して保税運送の承認を受けたもの(包括保税運送の承認を受けたもの)は税関長が指定する期間(1月)ごとに一括して確認を受けることができます。その都度である必要はありません。

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6

関税法に規定されている保税運送に関する問題です。

選択肢1. 外国貨物である難破貨物をその所在する場所から開港に外国貨物のまま運送する場合においては、その所在する場所に税関が設置されておらず、当該運送をすることについて緊急な必要があるときであっても、当該運送について、その所在する場所を所轄する税関長の承認を受けなければならない。

誤った内容です。

関税法第64条に、外国貨物である難破貨物をその所在する場所から開港に外国貨物のまま運送する場合において、税関が設置されていない場所から運送をすることについて緊急な必要がある場合において、税関職員がいないときは、警察官にあらかじめその旨を届け出なければならないと規定されております。

選択肢2. 日本郵便株式会社は、輸入される郵便物で関税法第76条の規定により日本郵便株式会社から税関長に提示され、税関職員による必要な検査が行われ、当該検査が終了したことについて税関長から日本郵便株式会社に通知があったものについて、税関空港相互間を運送しようとする場合には、税関長の承認を受けなければならない。

誤った内容です。

関税法第63条の9に、郵便物(特定郵便物を除く。)は、税関長に届け出て、特定区間に限り、外国貨物のまま運送することができると規定されております。

また、以下の手続きの内容も記載されておりますので併せて確認しておいてください。

・運送目録を税関に提示し、その確認を受けなければならない。

・郵便物が運送先に到着したときは、その届出をした者は、前項の確認を受けた運送目録を、遅滞なく到着地の税関に提示し、その確認を受けなければならない。

・届出をした者は、前項の確認を受けた運送目録をその届出をした税関長に提出しなければならない。

選択肢3. 保税運送の承認に際し税関長が指定した運送の期間について、その指定された期間の延長の申請を行おうとする者は、当該承認をした税関長又は当該承認に係る貨物のある場所を所轄する税関長に当該申請に係る申請書を提出しなければならない。

正しい内容です。

期間の延長は運送を承認した税関長又は運送貨物のある場所を所轄する税関長に承認申請することができるとされております。

選択肢4. 税関長が指定する期間内に発送される外国貨物の運送について一括して保税運送の承認を受けた者であっても、当該承認に係る外国貨物の運送に際しては、その都度、運送目録を税関に提示し、その確認を受けなければならない。

誤った内容です。

保税運送の承認は税関から一括承認を取れば、その都度取る必要はありません。

税関長は、運送の状況その他事情を勘案して取締り上支障がないと認めるときは、業務の合理化および迅速化のため、1年の範囲内で1ヵ月ごとに発送される外国貨物の運送について一括して承認することができます。

選択肢5. 保税運送の承認を受けて運送された外国貨物(輸出の許可を受けた貨物を除く。)がその運送中に運送する者の重大な過失により亡失した場合であって、その承認の際に税関長が指定した期間内に運送先に到着しないときは、当該承認を受けた者から、直ちにその関税が徴収される。

正しい内容です。

本問の内容通り、その運送中に運送する者の重大な過失により亡失した場合は、当該承認を受けた者から、直ちにその関税が徴収されるとされております。

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