通関士の過去問
第52回(平成30年)
関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法 問101
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問題
通関士試験 第52回(平成30年) 関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法 問101 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述は、関税率表の類注に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。なお、正しい記述がない場合には、「該当なし」をマークしなさい。
- 第71類の類注において、「白金」とは、白金、パラジウム及びロジウムに限るものとされている。
- 第16類の類注において、ソーセージ、肉、くず肉、血、魚又は甲殻類、軟体動物若しくはその他の水棲(せい)無脊椎(せきつい)動物の一以上を含有する調製食料品であって、これらの物品の含有量の合計が全重量の10%を超えるものは、第16類に属するものとされている。
- 第31類の類注において、第31.02項(窒素肥料)には純粋な硝酸アンモニウムを含まないものとされている。
- 第70類の類注において、光ファイバーは第70類(ガラス及びその製品)に含むものとされている。
- 第22類の類注において、第22.02項において「アルコールを含有しない飲料」とは、温度20度におけるアルコールの容量分が0.5%以下の飲料をいうものとされている。
- 該当なし
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この過去問の解説 (3件)
01
1→×
関税率表第71類注4(B)に、”「白金」とは、白金、
イリジウム、オスミウム、パラジウム、ロジウム
及びルテニウムをいう。”とあります。白金、パラジウム、ロジウムに限りません。
2→×
関税率表第16類注2に、”ソーセージ、肉…これらの物品の含有量の合計が全重量の20%を超えるものは…”とあります。問題文の10%の部分が間違いです。
3→×
関税率表第31類注1(a)(ⅱ)に、”硝酸アンモニウム(純粋であるかを問わない)”とあります。純粋や硝酸アンモニウムも含みます。
4→×
第70類に含まないものとして、関税率表第70類注1(d)に、”第90類の光ファイバー…”とあります。
光ファイバーは第70類に含まれません。
5→○
関税率表第22類注2に、"アルコール分は、温度20度におけるアルコールの容量分による”、注3には、”アルコール分が0.5%以下の飲料をいう”とあります。
問題文は正しいです。
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02
関税率表の類注に関する問題です。
覚えにくいですね。自分に合う方法を見つけましょう。
✖
「…白金、パラジウム及びロジウムに限るものとされている」という内容が誤っています。
白金には、白金、オスミウム、イリジウム、、ルテニウム、パラジウム、ロジウムの5種類があります。
😃白金:白いオイル、パロ
白いオイル→白い油
パロ→googleによりますと、アザラシ型のロボットの名前ですよ^^
✖
「全重量の10%を超えるもの」という内容が誤っています。
設問の場合、これらの物品の含有量の合計が全重量の20%を超えるものは、第16類に属するものとされていると規定されております。
😃キーワード:第16類→調製食料品→20%以上
✖
「第31.02項(窒素肥料)には純粋な硝酸アンモニウムを含まない」という内容が誤っています。
😃硝酸(★硫酸も)アンモニウム(純粋性とは関係ない)→第31.02項
✖
「光ファイバーは第70類(ガラス及びその製品)に含むものとされている」という内容が誤っています。
光ファイバーは、第90類(光学機器、写真用機器、映画用機器、測定機器、検査機器、精密機器及び医療用機器並びにこれらの部分品及び附属品)に含まれています。
😃光回線やwifi等、よく知っていますよね。第90類ですよ。
◯
正しい記述です。
😃アルコールを含有しない飲料→アルコールの容量分が0.5%(0ではないですよ)以下
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03
関税率表の類注に関する問題です。
誤った内容です。
白金とは、白金、イリジウム、オスミウム、パラジウム、ロジウム及びルテニウムをいうとあります。
誤った内容です。
これらの物品の含有量の合計が全重量の20%を超えるものは、第16類に属するものとされていると規定されております。
誤った内容です。
硝酸アンモニウム(純粋であるかないかを問わない)は、第31.02項(窒素肥料)に含まれます。
誤った内容です。
光ファイバーは第90類に含まれます。
正しい内容です。
アルコールを含有しない飲料とは、温度20度におけるアルコールの容量分が0.5%以下の飲料をいうものとされています。
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