通関士の過去問
第52回(平成30年)
通関書類の作成要領その他通関手続の実務 問48
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問題
通関士試験 第52回(平成30年) 通関書類の作成要領その他通関手続の実務 問48 (訂正依頼・報告はこちら)
次の取引内容によりMが輸入するバッグ3,000個の課税価格を計算し、その額をマークしなさい。なお、下記の各費用のうち、その一部が当該バッグ3,000個に係るものであって、当該一部の額が当該課税価格に含まれるべきものである場合には、当該費用の額を数量により按分して、当該バッグ3,000個に係る費用の額を算出して当該課税価格に含めるものとする。
- 5526000
- 5559000
- 5529000
- 5629000
- 5626000
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この過去問の解説 (3件)
01
課税価格の計算に関する問題です。
・1,800円 × 3,000個=5,400,000円
(契約数は9,000個なので単価1,800円)
・5,400,000円 + 120,000円 + 9,000円 = 5,529,000円
(別払い費用のイ、ロが加算要素)
※3.のデザイン料に関して、別払い無償提供のデザイン料は原則的には加算要素であるが、本邦において作成したものは加算要素には加えません。
※4."ハ"の「輸入港における当該バッグの船卸しに要した費用」輸入港到着以降の費用となりますので、加算費用には加えません。
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02
問題文”ハ”より、購入(契約)数は9,000個なので、単価は1,800円です。よって、
1,800円×3,000個(今回輸入する量)=5,400,000円
現実支払い価格は5,400,000円です。
加算要素として、問題文の”イ”、”ロ”が該当します。
これらを加算し、
5,400,000円+120,000円+9,000円=5,529,000円
答えは5,529,000円です。
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03
輸入貨物の該課税価格の計算問題です。
加算要素を加算しない要素を判断しながら、要点を覚えましょう。
1.一契約あたりの購入数量は9000個になりますので、1800円の単価が適用されます。
売買契約価格=1800✕3000=5400000
2.Mが無償で提供したバッグのデザインは、本邦において開発したものですので、加算しないです。
3.(イ)本邦の輸入港に到着するまでの運送に要する運賃の120000円は、加算します。
4.(ロ)輸出する際の通関手続きに関する費用の9000円は、加算します。
5.(ㇵ)輸入港における当該バッグの船卸しに要した費用の15000円は、輸入港に到着後の費用に該当しますので、加算しません。
6.課税価格=1+3+4=5400000+120000+9000=5529000
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