通関士の過去問
第56回(令和4年)
関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法 問42
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問題
通関士試験 第56回(令和4年) 関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法 問42 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述は、関税法第73条に規定する輸入の許可前における貨物の引取りに関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。一つを選びなさい。なお、正しい記述がない場合には、「該当なし」を選びなさい。
- 関税関係法令以外の法令の規定により輸入に関して許可を必要とする貨物を輸入しようとする場合において、当該許可を受けることにつき日時を要するときは、当該許可を受けた後直ちにその旨を税関に証明することを条件として、当該貨物について輸入の許可前における貨物の引取りの承認を受けることができる。
- 輸入の許可前における貨物の引取りの承認申請は、当該貨物に係る輸入申告の前に行わなければならない。
- 輸入の許可前における貨物の引取りの承認を受けようとする者は、当該貨物の課税価格に相当する額の担保を税関長に提供しなければならない。
- 輸入の許可前における貨物の引取りの承認を受けて引き取られた貨物については、過少申告加算税が課されることはない。
- 輸入の許可前における貨物の引取りの承認を受けた外国貨物は、関税法第4条(課税物件の確定の時期)の規定の適用については、内国貨物とみなされない。
- 該当なし
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この過去問の解説 (2件)
01
輸入の許可前における貨物の引取りの承認に関する問題です。
輸入申告の後に申請する、担保が必要ということが重要です。
誤り。
他法令の許可や承認を得られていない場合は、輸入の許可前における貨物の引取りの承認を受けることができません。
誤り。
輸入申告の後でなければ、輸入の許可前における貨物の引取りの承認申請を行う事ができません。
誤り。
課税価格に相当する額の担保ではなく、関税額に相当する担保です。絶対的担保と言い必ず必要です。
誤り。
そのような規定はありません。
正しい。
次の4つの適用以外は内国貨物とみなされます。
①課税物件の確定の時期
②適応法令
③関税等の納付と輸入の許可
④外国貨物についての税関職員の権限及び税関長の権限
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02
関税法第73条に規定する輸入の許可前における貨物の引取り承認に関する問題です。
不正解です。
輸入の許可前における貨物の引取りの承認を受ける前までに、他法令の許可や承認を受ける必要があります。
不正解です。
輸入の許可前における貨物の引取りの承認は輸入申告の後行わなければなりません。
不正解です。
当該貨物の関税額に相当する額の担保を税関長に提供しなければならないとされております。
不正解です。
過少申告加算税が課される可能性はあります。
正解です。
輸入の許可前における貨物の引取りの承認を受けた外国貨物は内国貨物とみなされません。
輸入の許可前における貨物の引取り承認に関する基本的な問題です。
比較的に難易度が高くはない箇所ですので、確実に正解出来るようにしておいてください。
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