通関士の過去問
第57回（令和5年）
通関業法 問9

正しい内容です。

通関業者は、通関業務のほか、その関連業務として、通関業者の名称を用いて、他人の依頼に応じ、通関業務に先行し、後続し、その他当該業務に関連する業務を行なうことができる。ただし、他の法律においてその業務を行なうことが制限されている事項については、この限りでないと規定されております。

（通関業法第7条）

通関業者が依頼者の代理人として通関業務を行う場合、各種申告・申請等は原則として依頼者の名をもって行うこととされています。（通関業法基本通達2-1（1））

これに対して、通関業法7条では関連業務は通関業者の名称を用いて行うことができることが定められています。

通関業法7条本文で「通関業者は、通関業務のほか、その関連業務として、通関業者の名称を用いて、他人の依頼に応じ、通関業務に先行し、後続し、その他当該業務に関連する業務を行なうことができる。」と定められています。

通関士の名義で行う業務ではありません。

関連業務は通関業者が依頼を受けた通関業務に関連する業務です。関連業務をすることができるのは、依頼を受けた通関業務があることが基礎となっているので、関連業務をする主体も通関業務と同じく通関業者となります。

設問から見ると、主語は「通関業者」になりますので、「用いる」の述語は、通関業者に関する言葉であることがわかりました。

「通関業者の名称」を選びます。

😃自分の持ち物を用いるということですね。