通関士 過去問
第58回(令和6年)
問23 (通関業法 問23)

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問題

通関士試験 第58回(令和6年) 問23(通関業法 問23) (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述は、通関業法に規定する罰則に関するものであるが、( ハ )に入れるべき最も適切な語句を下の選択肢から選びなさい。

1  偽りその他不正の手段により通関業法第3条第1項(通関業の許可)の許可を受けた者は、1年以下の( イ )又は( ロ )以下の罰金に処することとされている。
2  法人の( ハ )又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関し、通関業法第38条第1項(報告の徴取等)の規定による( ニ )の質問に答弁をしなかった。このとき、当該答弁をしなかった者に対して、同法第43条の規定による( ホ )場合には、その法人又は人に対し、同条の( ホ )こととされている。
  • 30万円
  • 50万円
  • 100万円
  • 依頼者
  • 改善計画書の提出を求める
  • 監査役
  • 管理者
  • 禁錮
  • 拘留
  • 審査委員
  • 税関職員
  • 代表者
  • 懲役
  • 罰金刑を科する
  • 報告を徴する

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この過去問の解説 (3件)

01

通関業法に規定されている、罰則に関する問題です。

選択肢12. 代表者

正しい内容です。

法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関し、違反行為をしたときは、その行為者を罰するほか、その法人又は人に対し、各本条の罰金刑を科する。

(通関業法第45条)

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02

ハ)に入る語句は 代表者 です。

選択肢12. 代表者

通関業法第43条は「法人の代表者 または法人・人の代理人、使用人その他の従業者が…」という書き方で責任主体を示しています。法人のトップとして業務全体に責任を負う人物を指すため、この語が最も合います。

まとめ

法人が罰則の対象となる場合、まず 代表者 が挙げられ、その後に代理人・使用人等が列記されるのが通関業法の書き方です。

この定型を覚えておけば、空所補充問題を見たときに自然と「代表者」を選べます。

参考になった数1

03

本問は、罰則の内容および両罰規定について知識を問う問題です。

まず、罰則の問題であることと、問題となる違反行為をしたのが「法人の(空欄)又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者」という人であり、問題文の末尾に「その法人又は人に対し」とあることに着目します。

行為者自身に対する罰ではなく、使用者に対する罰、両罰規定の問題であることが分かります。

 

選択肢12. 代表者

正しい選択肢です

通関業法38条1項の規定による「報告をせず、若しくは偽りの報告をし、若しくは同項の規定による職員の質問に答弁せず、若しくは偽りの答弁をし、又は同項の規定による検査を拒み、妨げ、若しくは忌避した者」は「50万円以下の罰金に処する」と規定されています(通関業法43条2号)。

そして、「法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関し、(中略)第43条(中略)の違反行為をしたときは、その行為者を罰するほか、その法人又は人に対し、各本条の罰金刑を科する」と規定されています(通関業法45条)。

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