薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(物理・化学・生物/実務、衛生/実務) 問204

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問題

薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(物理・化学・生物/実務、衛生/実務) 問204 (訂正依頼・報告はこちら)

58歳男性。がんの転移の有無を診断するため、フルデオキシグルコース(18F)を用いた陽電子放出断層撮影法(PET)検査を実施することとなった。
フルデオキシグルコース(18F)を用いるPET検査に関して、誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • 本剤は虚血性心疾患の診断にも用いられる。
  • 投与前から撮像までは安静にする。
  • 本剤は血漿中でほとんど代謝されずに存在し、未変化体のまま排泄される
  • 画像のコントラストをあげるために、同時にグルコースを服用する。
  • 炎症部位等に集積し、偽陽性所見を呈する可能性がある。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解:4

1 フルデオキシグルコースは、悪性腫瘍、虚血性心疾患の診断などに用いられます。

2 筋肉への生理的集積を最小限にするため、フルデオキシグルコース投与前は安静にします。

3 フルデオキシグルコースは、ほとんど代謝を受けずに、未変化体のまま排出されます。

4 フルデオキシグルコースの集積には、血糖値の影響を受ける可能性があるため、投与しないことが望ましいとされています。

5 フルデオキシグルコースは、悪性腫瘍だけでなく炎症部位にも集積するため、腫瘍と炎症が同時に存在する場合、偽陽性を示す可能性があります。

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02

選択肢1、2、3、5:○

選択肢4:×
同時にグルコースを服用すると、コントラストは下がると考えられます。

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