薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(物理・化学・生物/実務、衛生/実務) 問237

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(物理・化学・生物/実務、衛生/実務) 問237 (訂正依頼・報告はこちら)

10月のある夕方、薬局を男性が訪れた。その日、友人から初物のカキ(牡蛎)をもらったため、昼に友人や家族と自宅の居間で、生ガキと炭火で焼きながら焼ガキを食したとのこと。
全員が頭痛、嘔吐及びめまいを起こしたが、別室に移って休んだところ、少し落ち着いたとのことであった。
この男性に対する薬剤師の対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
  • 次亜塩素酸ナトリウムを含む消毒液で調理器具を消毒することを勧めた。
  • 消毒用エタノールで調理器具を消毒することを勧めた。
  • 調理中は部屋の換気を十分に行うことを勧めた。
  • 一般用医薬品の胃腸薬を勧めた。
  • 医療機関への受診を勧めた。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

正解:3.5

一酸化炭素中毒では頭痛やめまい、吐き気などの症状が出ます。
このような症状が出た場合は、すぐに窓を開けて換気をする必要があります。

参考になった数0

02

炭火で焼き、別室での休憩により症状が落ち着いたことから、食中毒ではなく一酸化炭素中毒と考えられます。
よって、正解は選択肢3と5となります。

選択肢1: ノロウイルスへの対応です。

選択肢2: インフルエンザなどへの対応です。

選択肢4: 食中毒の可能性がある場合は、むやみに胃腸薬は飲まないほうが良いです。

参考になった数0