薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(物理・化学・生物/実務、衛生/実務) 問239

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問題

薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(物理・化学・生物/実務、衛生/実務) 問239 (訂正依頼・報告はこちら)

パーキンソン病の疑いで入院した患者に対し、交感神経の機能を評価するために、γ線を放出する放射性医薬品を用いて画像診断を行うことになった。
γ線に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 電磁波の一種である。
  • 電離放射線の中で、放射線荷重係数が最も大きい。
  • 電子と衝突して消滅し、その際、別の種類の放射線が放出される。
  • 医療用のプラスチック製品の滅菌に用いられる。
  • 厚さ1cmのアクリル板で遮蔽できる。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解:1、4

1 γ線、X線は電磁波の一種です。

2 放射線荷重係数とは、放射線の種類やエネルギーによる人体への影響の度合いを補正するための係数です。電離放射線の中で放射線荷重係数が最も大きいのは、α線です。

3 電子と衝突して消滅し、その際に別の種類の放射線が放出されます。この放射線のことを消滅放射線と呼びます。消滅放射線はβ+線で見られます。

4 医療用器具の滅菌には60COγ線の照射が行われています。管理がしやすく滅菌効果もあるためです。

5 β線は下敷き程度の薄さのプラスチック板やアクリル板で遮蔽することができます。

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02

選択肢1: ⚪︎
電気と磁気の両方の性質をもつ波を電磁波と言います。

選択肢2: ×
γ線とX線の係数は1、α線の係数は20です。
一番大きい係数はα線です。

選択肢3: ×
陽電子線に関する説明です。

選択肢4: ⚪︎

選択肢5: ×
γ線の遮蔽には1.5cmの鉛が必要です。


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