薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(薬理/実務、薬剤/実務) 問268

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問題

薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(薬理/実務、薬剤/実務) 問268 (訂正依頼・報告はこちら)

32歳女性。消化器外来に通院中。数日前からじん麻疹を発症し、抗アレルギー薬が追加処方されることになった。担当医師から薬剤師に対して、「患者がなるべく眠くならない薬剤を希望しているが、推奨できるものは何か」と問い合わせがあった。
薬剤師が推奨すべき抗アレルギー薬として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
  • シプロヘプタジン塩酸塩水和物
  • エバスチン
  • フェキソフェナジン塩酸塩
  • セチリジン塩酸塩
  • ホモクロルシクリジン塩酸塩

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この過去問の解説 (2件)

01

正解:3

抗ヒスタミン薬は脳内に移行し、脳賦活作用を持つヒスタミンを競合的に阻害することにより眠気を生じます。
選択肢の抗ヒスタミン薬のうち、フェキソフェナジンは試験により中枢にほとんど移行しないことが確認されており、添付文書にも眠気についての記載はありません。
よって選択肢3が正解となります。

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02

現在承認を受けている抗ヒスタミン薬の中で、フェキソフェナジンとロラタジンのみ、添付文書に「眠気を催すため運転を避けること」と記載されていません。
(臨床試験にて、眠気の発現頻度がプラセボと有意差がなかったため)

選択肢の薬剤は全て抗ヒスタミン薬であり、フェキソフェナジンが一番眠気が少ないと考えられます。
よって、解答は3となります。

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