薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問293

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問題

薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問293 (訂正依頼・報告はこちら)

54歳男性。検査の結果、アジソン病の確定診断を受け、経口ホルモン補充療法が施行されることとなった。
アジソン病に対する副腎皮質ホルモン補充の薬物投与設計として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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この過去問の解説 (2件)

01

アジソン病は副腎皮質機能不全症です。
糖質コルチコイドや鉱質コルチコイドが欠乏し、いろいろな症状が現れます。
治療方針としては、糖質コルチコイドとしてヒドロコルチゾンを補充し、必要があれば鉱質コルチコイドとしてフルドロコルチゾンの補充をします。
糖質コルチコイドの分泌リズムに合わせて、午前中多めに夕方少なめに投与します。
よって、正解は選択肢2です。

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02

正解:2

コルチゾールの分泌は早朝に最大となり、夜は最小となります。副腎皮質ホルモン療法ではこの日内変動に合わせて投与量を決定します。よって答えは選択肢2または4に絞られます。

ヒドロコルチゾン錠は通常1日10~120mgを1~4回に分けて投与します。
フルドコルチゾン酢酸エステル錠は通常1日0.02mg~0.1mgを2~3回に分けて投与します。

以上より選択肢4は過量投与となるため、選択肢2が正解となります。

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