薬剤師の過去問
第99回
薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問334

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問題

薬剤師国家試験 第99回 薬学実践問題(病態・薬物治療/実務、法規・制度・倫理/実務、実務) 問334 (訂正依頼・報告はこちら)

28歳女性。潰傷性大腸炎の中等症の増悪との診断で入院した。プレドニゾロン錠5mg1日8錠の処方が1ヶ月間継続されている。留意すべき副作用はどれか。2つ選べ。
  • 低血糖
  • 血圧低下
  • 体重減少
  • 満月様顔貌
  • 骨粗しよう症

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:4.5

副腎皮質ホルモンの長期投与により出現する副作用には以下のようなものがあります。

・満月様顔貌
・骨粗しょう症
・消化管障害
・血糖値の上昇
・体重増加

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02

【答え】4,5

【プレドニゾロンについて】
 ・分類:プレドニゾロンは合成副腎皮質ホルモン剤です。

 ・副作用:クッシング症候群様症状があります。具体的には、中心性肥満、満月様顔貌(ムーンフェイス)、高血圧、糖尿病、骨粗鬆症などです。

【選択肢に対する説明】
 1:誤.プレドニゾロンの副作用に高血糖があります。

 2:誤.プレドニゾロンの副作用に高血圧があります。

 3:誤.プレドニゾロンの副作用に体重増加があります。

 4:正.記載の通りです。

 5:正.記載の通りです。

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03

プレドニゾロンは合成副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)製剤です。

プレドニゾロンによりステロイドが増加すると食欲亢進や脂肪代謝障害により満月様顔貌や中心性肥満、体重増加を生じます。
また骨密度の低下により骨粗鬆症が生じるため、ビスホスホネート薬を予防薬として併用します。

他にも糖尿病や高血圧、高脂血症など生活習慣病として有名な症状が副作用として生じやすいのが特徴です。

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