第一種電気工事士の過去問
平成30年度(2018年)
一般問題 問34
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問題
第一種 電気工事士試験 平成30年度(2018年) 一般問題 問34 (訂正依頼・報告はこちら)
図は、自家用電気工作物(500kW未満)の高圧受電設備を表した図及び高圧架空引込線の見取図である。次の問いに対して、答えを一つ選びなさい。
[注]図において、問いに直接関係のない部分等は、省略又は簡略化してある。
⑤の高圧屋内受電設備の施設又は表示について、電気設備の技術基準の解釈で示されていないものは。
[注]図において、問いに直接関係のない部分等は、省略又は簡略化してある。
⑤の高圧屋内受電設備の施設又は表示について、電気設備の技術基準の解釈で示されていないものは。
- 出入口に火気厳禁の表示をする。
- 出入口に立ち入りを禁止する旨を表示する。
- 出入口に施錠装置等を施設して施錠する。
- 堅ろうな壁を施設する。
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この過去問の解説 (3件)
01
[ 解説 ]
■高圧屋内受電設備の施設又は表示について、電気設備の技術基準の解釈(第21条)の規定は次の通りです。
a) 屋内で、取扱者以外の者が出入りできなように設置(施錠など)した場所に設置すること。− 第21条二(イ)
b) 人が触れるおそれがないように、機械器具の周囲に適当なさく、へい等を設けること。− 第21条二(ロ)
c) 危険である旨の表示をすること。− 第21条二(ハ)
■「1」:火気厳禁の表示については、規定されていません。
■「2」:上記c)によって表示する必要があります。立入禁止を知らせるようにします。
■「3」:上記a)によって、出入口は簡単に人が入れないように規定しています。
■「4」:上記b)によって、機械器具を保護し、人が簡単に触れることがないように規定しています。
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02
1.受電設備では、火気についての内容は特に指定されていません。
2.受電設備に必要な表示は、立入禁止を知らせるためのものです。
3.受電設備の出入口は簡単に人が入らないように施錠などを行う必要があります。
4.設備の保護や人を立ち入らせないようにするといった観点から、受電設備では堅ろうな壁を施設する必要があります。
よって正解は、1番になります。
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03
答えは(1)「出入口に火気厳禁の表示をする。」です。
高圧受電設備の施設は以下のような決まりがあります。
○さく、へい等を設ける。
○出入り口に出入りを禁止する旨を表示する。
○出入り口に施錠装置を施設する。
○堅牢な壁を施設し、その出入り口に立ち入りを禁止する旨を表示するとともに、施錠装置等を施設する。
火器についての規定はありませんので、(1)が誤りとなります。
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