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第一種電気工事士の過去問 令和元年度(2019年) 一般問題 問1

問題

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図のように、2本の長い電線が、電線間の距離 d[ m ]で平行に置かれている。両電線に直流電流 I[ A ]が互いに逆方向に流れている場合、これらの電線間に働く電磁力は。
問題文の画像
   1 .
I / d に比例する吸引力
   2 .
I / d2 に比例する反発力
   3 .
I2 / d に比例する反発力
   4 .
I3 / d2 に比例する吸引力
( 第一種 電気工事士試験 令和元年度(2019年) 一般問題 問1 )
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この過去問の解説 (3件)

20
2本の電線に流れる電流の向きが反対の時、磁束は、電線間は密になり、外側は疎になります。このことによって、互いに反発しあう電磁力F[N](斥力)が発生します。斥力の求め方は下記の通りです。

  F=μI^2 / 2πd [N/m]

・[N/m]:電線1mに働く力
・μ:透磁率(磁束の通しやすさを表す定数)

よって、これらの電線間に働く電磁力は、
    I^2/d に比例する反発力となります。

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15

正解は3番です。

最初に前提として、

まず距離は離れれば電線間の力は弱くなります。(反比例)

逆に電流は大きな電流が流れれば発生する磁界の強さが大きくなり、

力は大きくなります。(比例)

よって正解にあるべき式はF=I/dの関係が大前提であるため、

もし逆になっている選択肢があればそれは省いて下さい。

次にこのような平行電流間に発生する力の強さを求める方程式ですが、

F=(μ×I1×I2/2πd)ℓ

2線の電流(I1×I2)は掛け合わせるのですが、

今回は電流が等しいのでI²となり式にすると

F=(μI²/2πd)ℓ

この時点で、選択肢を確認するとI²/dであるのは、

3番だけですからこの時点で正解は3番である事が分かります。

(1,2,4番は不正解の選択肢です)

問題に出る可能性もあるので電流の向きと力の向きについても解説しておきます。

同じ方向に電流が流れている場合は右ねじの法則により、

電線の周りに発生する磁界は同じ方向になります。

とすると、電線の間にある磁界は打ち消しあい

2線の間の磁界は弱まり引き合います

電流の向きが逆の場合は右ねじの法則より、

電線の周りの磁界はそれぞれ逆になります、

電線の間の磁界は密になり、

それを解消しようと反発します。

今回はそれぞれ違う向きに電流が流れているので反発する力が発生しています

3
電流Iによって、d[m]離れた平行導体に流れる電流に生ずる磁界の向きは「アンペアの右ねじの法則」により、強さHは
H=I/2πd
磁界中に「電流が流れる導体」がある時この導体に働く力fは、「フレミングの左手の法則」より
f=BlI
B:磁束密度:B=μH 、l:導体の長さを1とすると
f=μHI
磁界の強さH=I/2πd を代入すると
f=(μI^2)/2πd=μ/2π I^2/d
μ/2π は定数であり、導体に働く力fは I^2/d に比例します。
2本の並行導体に同じ方向に電流を流すと吸引力が働き、逆方向に電流を流すと反発力が働きます。

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