1級土木施工管理技士 過去問
平成28年度 択一式
問39 (選択問題 問39)
問題文
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
1級土木施工管理技士試験 平成28年度 択一式 問39(選択問題 問39) (訂正依頼・報告はこちら)
- タイロッドの締付けは、均等な張力が加わるように締付け、最後の締付けはターンバックル又は控え側のナットで行う。
- タイロッドの長さが長過ぎたり不足する場合は、施工現場で切断や溶接で継ぎ足して使用する。
- タイロッド軸と壁面が直角にならない場合は、取付け孔の位置やタイロッド両端の定着ナット部にテーパのついたワッシャーかくさび形の金物を使用して調整する。
- タイロッドに大きな曲げ応力が作用する場合は、リングジョイントの取付け位置は鋼矢板及び控え工にできるだけ近い位置に設ける。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
1. 設問の通りです。タイロッド式は、矢板と控え工をタイロッドまたは、タイワイヤーで連結し根入れ地盤とタイロッド取付点を支承とし壁体を安定させる工法です。最も一般的な工法です。
2.誤りです。熱処理や切断などの加工をすることで強度に問題が出ます。従って規格を十分確認し、溶接や切断を伴わないように施工します。
3. 設問の通りです。「テーパ」とは、円すい状に加工した状態をいいます。これにより壁面から抜けにくくします。
4. 設問の通りです。リングジョイントは、曲げ応力の大きい矢板や控え工に出来るだけ近い場所に取り付けます。
参考になった数24
この解説の修正を提案する
02
この問題は前面鋼矢板と控え鋼矢板間を連結するタイロッドに関して述べています。
1.適当です。
本文の通りです。
「最後の締め付けはターンバックル又は控え側のナットで行う。」
がポイントです。
2.適当ではありません。
タイロッドは施工現場で切断や溶接で継ぎ足して使用してはいけません。
強度が落ちるからです。
3.適当です。
本文の通りです。
4.適当です。
本文の通りです。
「リングジョイントの取付け位置は鋼矢板及び控え工にできるだけ近い位置
に設ける。」がポイントです。
参考になった数13
この解説の修正を提案する
03
適当でないのは、「タイロッドの長さが長過ぎたり不足する場合は、施工現場で切断や溶接で継ぎ足して使用する」という記述です。
タイロッドは工場製作で所定寸法・品質を確保し、現場ではターンバックルや継手で微調整するのが基本です。現場溶接や場当たり切断は強度・防食・品質管理の面で不適切です。
全体に均等な張力が入るように段階的に締め、最後はターンバックル又は控え側のナットで所定の張力に合わせます。偏心や片締めを避け、初期張力を均一化できるので適切です。
不足や過長を現場切断・溶接で継ぐのは、材料欠陥や溶接欠陥、腐食リスク、検査困難を招きます。適切なのは、所定長さで製作し、ターンバックル・ねじ継手・カプラーなどで許容範囲内の調整を行う方法です。
タイロッド軸が壁面に直角でないとナット座に曲げ応力が生じます。テーパーワッシャーやくさび型金物で座面を調整し、軸力中心で受けるようにするのは適切です。
タイロッドに大きな曲げが作用する恐れがあるときは、鋼矢板・控え工にできるだけ近い位置にリングジョイントを設け、曲げスパンを短くして曲げを抑えます。合理的で適切です。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問38)へ
平成28年度 択一式 問題一覧
次の問題(問40)へ