1級土木施工管理技士 過去問
平成25年度 択一式
問24 ((旧)平成25年〜27年度 問24)

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問題

1級土木施工管理技士試験 平成25年度 択一式 問24((旧)平成25年〜27年度 問24) (訂正依頼・報告はこちら)

砂防工事現場における施工上の留意事項に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 樹林を伐採する区域では、幼齢木や苗木となる樹木はできる限り保存し、現場の植栽に活用する。
  • 地山掘削に伴う現場発生土は、その工事に極力活用し、できる限り工事区域外へ搬出しないようにする。
  • 現場から発生する余剰コンクリート、コンクリート塊の破片は、渓岸部に深く埋設して工事区域内に処分する。
  • 残土を現場内に仮置きする場合には、降雨などにより土砂が流出しないように表面をシートなどで保護する。

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この過去問の解説 (3件)

01

1、設問の通り。
環境保全のために、やむを得ず伐採等を行なう場合は植生回復に努め、幼齢木や苗木となる樹木はできる限り保存し現場の植栽に活用することが望ましいです。

2、設問の通り。
現場発生土は、出来るだけ持ち出さずに工事の材料として活用することが望ましいです。

3、誤り。
余剰コンクリートや工事廃棄物は、すべて持ち帰り処分し、現場に残さないようにしなければなりません。

4、設問の通り。
仮置き土砂は、盛土と同様にシートで保護する必要があります。

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02

〇現場で発生するコンクリート等は、現場から搬出することが原則です。

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03

砂防工事では環境保全、資源有効利用、適正な廃棄物処理、土砂流出防止対策が重要です。

選択肢1. 樹林を伐採する区域では、幼齢木や苗木となる樹木はできる限り保存し、現場の植栽に活用する。

正しい

 

砂防工事では環境保全の観点から、

幼齢木や苗木の保存・活用が重要です。

これらを現場植栽に利用することで、

工事後の早期緑化と生態系復元が促進され、

自然環境への影響を最小限に抑えることができます。

 

選択肢2. 地山掘削に伴う現場発生土は、その工事に極力活用し、できる限り工事区域外へ搬出しないようにする。

正しい

 

現場発生土の場外搬出は運搬費用増加と環境負荷を招くため、

盛土材や埋戻し材として工事内で極力活用します。

これにより資源の有効利用と工事コスト削減、環境負荷軽減が図れます。

選択肢3. 現場から発生する余剰コンクリート、コンクリート塊の破片は、渓岸部に深く埋設して工事区域内に処分する。

誤り 

 

余剰コンクリートやコンクリート塊は適切な処分場で処理すべきで、

渓岸部への埋設は環境汚染や水質悪化を招く恐れがあります。

リサイクル施設での再資源化や処分場での適正処理が必要です。

選択肢4. 残土を現場内に仮置きする場合には、降雨などにより土砂が流出しないように表面をシートなどで保護する。

正しい

 

残土の仮置きでは降雨による土砂流出防止が重要です。

シート被覆により表面侵食を防ぎ、

下流域への土砂流出や水質汚濁を防止できます。

まとめ

自然環境への影響の最小化と、工事の経済性・安全性を両立させた施工管理が求められます。

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