1級土木施工管理技士 過去問
平成25年度 択一式
問28 ((旧)平成25年〜27年度 問28)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級土木施工管理技士試験 平成25年度 択一式 問28((旧)平成25年〜27年度 問28) (訂正依頼・報告はこちら)

アスファルト舗装道路の下層路盤の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 粒状路盤工法において、粒状路盤材料として砂などの締固めを適切に行うためには、その上にクラッシャランなどをおいて同時に締固めてもよい。
  • 路上混合方式によるセメント安定処理工法の転圧は、タイヤローラやロードローラなど2種類以上の舗装用ローラを併用すると効果的である。
  • 路上混合方式による石灰安定処理工法の横方向の施工継目は、前日の施工端部を垂直に切り新しい材料を打ち継ぐ。
  • セメントや石灰による安定処理路盤材料の場合には、締固め時の含水比が最適含水比付近となるよう注意して締固めを行う。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

下層路盤の施工では、粒状材料の効率的な締固め方法、安定処理における適切な機械選択、継目部の適切な処理方法、含水比管理が重要です。

選択肢1. 粒状路盤工法において、粒状路盤材料として砂などの締固めを適切に行うためには、その上にクラッシャランなどをおいて同時に締固めてもよい。

正しい

 

粒状路盤工法において、砂などの細粒材料の締固めでは、

その上にクラッシャランを置いて同時に締固めることで、

上層材料の重量により下層の砂の締固め効果を高めることができ、

効率的な施工が可能となります。

選択肢2. 路上混合方式によるセメント安定処理工法の転圧は、タイヤローラやロードローラなど2種類以上の舗装用ローラを併用すると効果的である。

正しい

 

セメント安定処理の転圧では、タイヤローラとロードローラなど

異なる特性を持つローラの併用が効果的です

タイヤローラは表面の仕上げと密度向上、

ロードローラは全体の締固めに適し、相乗効果が期待できます。

選択肢3. 路上混合方式による石灰安定処理工法の横方向の施工継目は、前日の施工端部を垂直に切り新しい材料を打ち継ぐ。

誤り

 

石灰安定処理工法の横方向施工継目では、

前日施工端部を階段状に切り取るのが一般的です。

垂直切りではなく、階段状にすることで新旧材料の接合面積を増やし、

継目部の一体性をより確実に確保できます。

選択肢4. セメントや石灰による安定処理路盤材料の場合には、締固め時の含水比が最適含水比付近となるよう注意して締固めを行う。

正しい

 

セメントや石灰安定処理では、最適含水比付近での締固めが重要です。

含水比が適切でないと安定材の水和反応が不十分となり、

所要の強度発現や耐久性が得られず、路盤としての機能を果たせません。

まとめ

各工法の特性を理解した適切な施工管理により路盤性能を確保できます。

参考になった数0