1級土木施工管理技士 過去問
平成25年度 択一式
問31 ((旧)平成25年〜27年度 問31)

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問題

1級土木施工管理技士試験 平成25年度 択一式 問31((旧)平成25年〜27年度 問31) (訂正依頼・報告はこちら)

アスファルト舗装道路の一般的な補修工法の選定に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 破損の面的な規模については、局部的な破損か広範囲な破損かを見極めて工法を選定し、局部的な破損の場合は広範囲な破損に進展する可能性について検討する。
  • 補修工法の選定においては、舗装発生材を極力少なくする工法の選定や補修などの断面の設計を考慮する。
  • 流動によるわだち掘れが大きい場合は、その原因となっている層を除去する表層から路盤までの打換え工法を選定する。
  • ひび割れの程度が大きい場合は、路床・路盤の破損の可能性が高いので、オーバーレイ工法より打換え工法を選定する。

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この過去問の解説 (3件)

01

1、設問の通り。
破損の面的な規模については、局部的な破損か広範囲な破損かを見極めて工法を選定し、局部的な破損の場合は広範囲な破損に進展する可能性について検討必要があります。

2、設問の通り。
補修工法の選定においては、舗装発生材を極力少なくする工法の選定や補修などの断面の設計を考慮する必要があります。

3、誤り。
流動によるわだち掘れが大きい場合は、その影響範囲を特定し、原因となっている層を除去する表層、基礎打ち替え工法などを選定する必要があります。

4、設問の通り。
ひび割れの程度が大きい場合は、路床・路盤の破損の可能性が高いので、オーバーレイ工法より打換え工法を選定する必要があります。

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02

〇わだち部分を切削し、オーバーレイにより対処するのが一般的です。

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03

舗装補修工法の選定では、破損の規模・原因・進展可能性の適切な診断が基本となります。

選択肢1. 破損の面的な規模については、局部的な破損か広範囲な破損かを見極めて工法を選定し、局部的な破損の場合は広範囲な破損に進展する可能性について検討する。

正しい

 

破損の面的規模の把握は工法選定の基本です。

局部的破損では部分補修が適用できますが、将来の広範囲破損への進展可能性を検討し、

予防的な対策も含めて工法を選定することが重要です。

選択肢2. 補修工法の選定においては、舗装発生材を極力少なくする工法の選定や補修などの断面の設計を考慮する。

正しい

 

補修工法選定では舗装発生材の削減が重要です。

環境負荷軽減と経済性向上のため、既設舗装の有効活用や

発生材を最小限に抑える工法・断面設計を優先的に検討します。

選択肢3. 流動によるわだち掘れが大きい場合は、その原因となっている層を除去する表層から路盤までの打換え工法を選定する。

誤り

 

流動によるわだち掘れが大きい場合でも、必ずしも路盤まで除去する必要はありません。

流動の原因層(主に表層・基層)のみを除去する部分的な打換えや、

オーバーレイ工法でも対応可能な場合があります。

選択肢4. ひび割れの程度が大きい場合は、路床・路盤の破損の可能性が高いので、オーバーレイ工法より打換え工法を選定する。

正しい

 

大きなひび割れは路床・路盤の支持力不足の可能性があります。

オーバーレイでは根本的解決にならないため、

路床・路盤を含む打換え工法により構造的な問題を解決する必要があります。

まとめ

流動わだち掘れでは原因層の特定が重要で、必要最小限の除去範囲とし、

環境配慮・経済性を考慮した合理的な工法選択により効果的な補修を実現できます。

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