1級土木施工管理技士 過去問
平成25年度 択一式
問32 ((旧)平成25年〜27年度 問32)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級土木施工管理技士試験 平成25年度 択一式 問32((旧)平成25年〜27年度 問32) (訂正依頼・報告はこちら)

道路のコンクリート舗装でセットフォーム工法を用いた普通コンクリート版の施工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • コンクリート版の施工の工程は、荷おろし、敷均し、鉄網及び縁部補強鉄筋の設置、締固め、荒仕上げ、粗面仕上げ、平たん仕上げ、養生の順に行う。
  • コンクリートの後期養生は、その期間中、養生マットなどを用いてコンクリート版表面をすき間なく覆い、完全に湿潤状態になるように散水する。
  • コンクリートの締固めは、一般に鉄網がある場合は2層で、鉄網を用いない場合は1層で行う。
  • コンクリートの敷均しは、コンクリートフィニッシャを用いて行い、全体が均等な密度となるように適切な余盛をつけて行う。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は「コンクリートの後期養生は、その期間中、養生マットなどを用いてコンクリート版表面をすき間なく覆い、完全に湿潤状態になるように散水する。」です。

選択肢1. コンクリート版の施工の工程は、荷おろし、敷均し、鉄網及び縁部補強鉄筋の設置、締固め、荒仕上げ、粗面仕上げ、平たん仕上げ、養生の順に行う。

誤り。
セットフォーム工法を用いたコンクリート版の施工の工程は、荷おろし、敷均し、鉄網及び縁部補強鉄筋の設置、締固め、荒仕上げ、平たん仕上げ、粗面仕上げ、養生の順にバランスよく連続的に行います。

選択肢2. コンクリートの後期養生は、その期間中、養生マットなどを用いてコンクリート版表面をすき間なく覆い、完全に湿潤状態になるように散水する。

設問の通り。
水分の蒸発や急激な温度変化を避けるため、初期養生に引き続き、コンクリートの後期養生でも、その期間中、養生マットなどを用いてコンクリート版表面をすき間なく覆い、完全に湿潤状態になるように散水する必要があります。

選択肢3. コンクリートの締固めは、一般に鉄網がある場合は2層で、鉄網を用いない場合は1層で行う。

誤り。
コンクリートの締固めは、鉄筋の設置の有無に関係なく一層で行ないます。

選択肢4. コンクリートの敷均しは、コンクリートフィニッシャを用いて行い、全体が均等な密度となるように適切な余盛をつけて行う。

誤り。
コンクリートの敷均しは、コンクリートフィニッシャではなく、スプレッダ(敷き均し機械)を用います。

参考になった数65

02

〇コンクリートの締固・成型は、1層で行います。

参考になった数35

03

コンクリート道路の施工では、決められた順序で作業し、適切な養生管理を行うことが重要です。

選択肢1. コンクリート版の施工の工程は、荷おろし、敷均し、鉄網及び縁部補強鉄筋の設置、締固め、荒仕上げ、粗面仕上げ、平たん仕上げ、養生の順に行う。

正しい

 

コンクリート版の施工工程は、コンクリートを運んで→

平らに広げて→鉄の網と補強材を設置して→振動で固めて→

表面を整える→滑り止めの溝をつける→平らに仕上げる→保護する

の順序で行います。

選択肢2. コンクリートの後期養生は、その期間中、養生マットなどを用いてコンクリート版表面をすき間なく覆い、完全に湿潤状態になるように散水する。

誤り

 

後期養生では養生マットで表面を覆いますが、完全に湿った状態にする必要はありません。

適度な湿度を保つ程度の散水で十分で、過度な散水はコンクリート表面の品質を損なう可能性があります。

選択肢3. コンクリートの締固めは、一般に鉄網がある場合は2層で、鉄網を用いない場合は1層で行う。

正しい

 

補強材がある場合は、下半分を固めて→網を置いて→上半分を固める

という2段階で作業します。

補強材がない場合は一度に全体を固めます。

選択肢4. コンクリートの敷均しは、コンクリートフィニッシャを用いて行い、全体が均等な密度となるように適切な余盛をつけて行う。

正しい

 

コンクリートフィニッシャを使って、全体が同じ厚さになるよう少し多めに盛って広げます。

後で締固めると少し沈むので、最初は余分に盛っておくのがコツです。

まとめ

コンクリートを適切に広げて固め、補強材を正しく配置し、表面を整えた後、過度でない適切な湿度管理により養生することで、長持ちする丈夫な道路が完成します。

参考になった数0