1級土木施工管理技士 過去問
平成25年度 択一式
問85 ((旧)平成25年〜27年度 問85)

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問題

1級土木施工管理技士試験 平成25年度 択一式 問85((旧)平成25年〜27年度 問85) (訂正依頼・報告はこちら)

酸素欠乏症等を防止するための作業方法等必要な措置に関する次の記述のうち、酸素欠乏症等防止規則上、誤っているものはどれか。
  • 事業者は、酸素欠乏危険作業に労働者を従事させるときは、空気呼吸器、はしご等非常の場合に労働者を避難させ、又は救出するための必要な避難用具等を備える。
  • 事業者は、酸素欠乏危険作業に労働者を従事させるときは、労働者を当該作業を行う場所に入場させ、及び退場させる時に人員を点検する。
  • 事業者は、雨水が滞留しているマンホール内における工事の安全確保のため、作業開始前に異臭を確認し、特に異臭がしない場合は安全と判断して作業を開始する。
  • 事業者は、酸素欠乏危険場所又はこれに隣接する場所で作業を行うときは、酸素欠乏危険作業に従事する労働者以外の労働者の立ち入りを禁止し、かつその旨を見やすい箇所に表示する。

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この過去問の解説 (3件)

01

1 .避難用具には、空気呼吸器、はしご、繊維ロープ等があります。
よって、1は正しいです。

2 . 人員の点検は、入場時と退場時に行います。
よって、2は正しいです。

3 . 作業開始前には異臭の確認だけではなく、酸素濃度を測定して安全確認を行ないます。
よって、3は誤っています。

4 . 関係労働者以外の立入禁止措置、また表示を行ないます。
よって、4は正しいです。

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02

正解は 3 です。
マンホール内の酸素の濃度を測定し、送風機を設け、酸素濃度が18%以上に保たれるよう、十分な換気を実施します。

その他の選択肢は下記の通りです。

1 酸素欠乏危険作業に労働者を従事させるときは,空気呼吸器,はしご等非常の場合に労働者を避難させ,又は救出するための必要な避難用具等を備える。は適当です。

2 酸素欠乏危険作業に労働者を従事させるときは,労働者を当該作業を行う場所に入場させ,及び退場させる時に人員を点検する。は適当です。

4 事業者は,酸素欠乏危険場所又はこれに隣接する場所で作業を行うときは,酸素欠乏危険作業に従事する労働者以外の労働者の立ち入りを禁止し,かつその旨を見やすい箇所に表示する。は適当です。

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03

酸素欠乏危険作業では、作業開始前に異臭だけで安全を判断してはいけません。必ずガス濃度測定器などで酸素濃度や有害ガス濃度を確認し、安全を確保してから作業を開始する必要があります。

選択肢1. 事業者は、酸素欠乏危険作業に労働者を従事させるときは、空気呼吸器、はしご等非常の場合に労働者を避難させ、又は救出するための必要な避難用具等を備える。

空気呼吸器や避難用具の準備は必須。

正しいです。

 

選択肢2. 事業者は、酸素欠乏危険作業に労働者を従事させるときは、労働者を当該作業を行う場所に入場させ、及び退場させる時に人員を点検する。

作業前後の人員点検は安全管理上必要。

正しいです。

選択肢3. 事業者は、雨水が滞留しているマンホール内における工事の安全確保のため、作業開始前に異臭を確認し、特に異臭がしない場合は安全と判断して作業を開始する。

異臭だけで安全を判断して作業開始してはいけない。

誤りです。

 

選択肢4. 事業者は、酸素欠乏危険場所又はこれに隣接する場所で作業を行うときは、酸素欠乏危険作業に従事する労働者以外の労働者の立ち入りを禁止し、かつその旨を見やすい箇所に表示する。

酸素欠乏危険場所への立ち入り制限と表示も必須。

正しいです。

まとめ

酸素欠乏症の危険は異臭だけでは判断できない

酸素濃度が低い場合や有害ガスが発生している場合でも、異臭がないことがあります。

したがって「異臭がしない=安全」と判断することは非常に危険です。

正しい安全措置

作業前に必ず酸素濃度計や有害ガス測定器で測定する。

酸素濃度が19.5%未満の場合は作業禁止。

必要に応じて空気呼吸器などの保護具を使用する。

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