1級土木施工管理技術の過去問
平成26年度
(旧)平成25年〜27年度 問49
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 平成26年度 問49 (訂正依頼・報告はこちら)
薬液注入における環境保全のための管理に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
- 地下水の監視にあたっては、地下水の流向などに応じ注入箇所からおおむね10m以内に少なくとも数箇所の観測井を設けなければならないが、状況に応じ既存の井戸を利用してもよい。
- 地下水監視のための採水回数は、工事着手前に1回、工事中は週3回以上とし、工事終了後も定められた期間、所定の回数を採水し測定しなければならない。
- 公共用水域の近くで薬液注入を行うときは、あらかじめ公共用水域の状態を調査し、水質の確認が必要であり、工事に際しては薬液ならびに排水が直接流れ込むのを防止する対策が必要である。
- 農産物や樹木への影響としては、飛散した薬液が振りかかることによる枯死や、根の周辺に薬液が浸透し水や栄養の吸収を妨げるなどが考えられることから、プラントを囲うことや一時的に移植するなどの対策が必要である。
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この過去問の解説 (2件)
01
2. 誤りです。採水回数は、
①工事着手前1回
②工事中毎日1回以上、
③工事終了後、
1)2週間を経過するまで毎日1回以上、
2)2週間経過後半年を経過するまでの間にあっては月2回以上
とされています。
3.設問のとおりです。排水はタンク車などで集水し、処理場で処理を行います。
4.設問のとおりです。移植の場合は、それが原因となって枯死する場合もあるので対策を慎重に検討します。
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02
1.適当です。
本文の通り、観測井は箇所からおおむね10m以内に少なくとも数箇所
設けますが、状況に応じて既存の井戸を利用しても「可」です。
2.適当ではありません。
工事着手前1回、工事中毎日1回以上、
工事終了後①2週間を経過するまで毎日1回以上
②2週間経過後、半年を経過するまで月2回以上 が正解です。
3.適当です。
本文の通りの調査、確認、対策が必要です。
4.適当です。
本文の通り「飛散する」薬液に対する対策も必要です。
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