1級土木施工管理技術の過去問
平成27年度
(旧)平成25年〜27年度 問95

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 平成27年度 問95 (訂正依頼・報告はこちら)

建設工事で発生する建設副産物の有効利用の促進に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 港湾、河川のしゅんせつに伴って生ずる土砂その他これに類するものは、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の対象となる安定型産業廃棄物であり、埋立て用材料として利用することができる。
  • 建設発生土は、その性質に応じて宅地造成用材料や道路盛土材料、河川築堤材料として利用される。
  • アスファルトコンクリート塊は、再生加熱アスファルト安定処理混合物として道路舗装の上層路盤材料に利用される。
  • コンクリート塊は、再生クラッシャーランとして土木構造物の裏込材および基礎材に利用される。

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この過去問の解説 (2件)

01

1.誤りです。安定型産業廃棄物とは、廃プラスチック類、ゴムくず、金属くず、ガラスくず・コンクリートくず・陶磁器くず、がれき類のことです。雨にさらされても品質などが変化しないものが安定型産業廃棄物です。安定型産業廃棄物は安定型最終処分場で最終処分を行います。
2. 設問のとおりです。循環型社会の鉄製のため、建設発生土は、その性質に応じて宅地造成用材料や道路盛土材料、河川築堤材料として利用されることが望ましいとされています。
3. 設問のとおりです。上層路盤材料には、主に良好な骨材粒度に調整した粒度調整砕石、砕石にセメントや石灰を混合した安定処理材料を用います。ただし、設問のようにアスファルトコンクリート塊が、再生加熱アスファルト安定処理混合物として道路舗装の上層路盤材料に利用される場合もあります
4.設問のとおりです。コンクリート塊は、再生クラッシャーランとして土木構造物の裏込材および基礎材に利用されます。ただし利用が制限される場合もあります。

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02

1.適当でありません。

 まずは「安定型産業廃棄物」とは何かを把握しているかが重要です。

 「有機物や有機物質がついていない、そして雨水等にさらされたとしても

 ほとんど変化しない、なおかつ生活環境保全上支障の恐れが少ない

 産業廃棄物」をいいます。

 そしてそれの処分は「安定型産業廃棄物のみ」を埋め立てることができる

 最終処分場である「安定型最終処分場」で処理されます。

 ここまでを覚えておいて下さい。

2.適当です。

 本文の通りです。

3.適当です。

 本文のとおりです。

 「何に」再利用されるか、ここで言う舗装の「上層路盤材料」

 というところがポイントです。

4.適当です。

 本文の通りです。 

 他には道路舗装の下層路盤材料に使用されます。

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