1級土木施工管理技士 過去問
平成28年度 択一式
問18 (選択問題 問18)
問題文
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問題
1級土木施工管理技士試験 平成28年度 択一式 問18(選択問題 問18) (訂正依頼・報告はこちら)
- 箱桁橋は、一般に剛性が大きいため架設時のキャンバー調整を行う場合、ベントに大きな反力がかかるのでベントの基礎及び強度を十分検討する必要がある。
- 斜橋は、たわみや主桁の傾きなどは架設中の各段階について算定し、架設中のキャンバー調整を行う必要がある。
- 曲線桁橋は、架設中の各段階のねじれ、傾き及び転倒などのないように重心位置を把握し、ベントなどの反力を検討する必要がある。
- トラス橋は、架設の最終段階でのキャンバー調整の修正が容易であるが、架設中の各段階で上げ越し量をチェックする必要がある。
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この過去問の解説 (3件)
01
2. 設問の通りです。斜橋(しゃきょう)とは河川その他の障害物を斜めに横切る橋をいい,直角に横切る橋を直橋といいます。
3.設問の通りです。FEM解析で、変形挙動や発生応力の確認を行う場合もあります。
4.誤りです。トラスとは部材を両端で三角形に繋いだ構造で、それを繰り返して桁を構成するものです。上げ越し量は,たわみ量の累計値を計画高さに足し合わせることによって求められますが、トラス橋におけるキャンバー調整は容易ではありません。
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02
この問題では、「キャンバー」「ベント」という用語が各本文にでてきますので押さえておきましょう。
「キャンバー」とは、傾きのことをさします。
「ベント」とは、橋梁の架設時に橋体を支持する目的のために設ける仮支柱をさします。
「仮受け架台」ともいいます。
1.適当です。
本文の通りです。「箱桁橋」について述べています。
2.適当です。
本文の通りです。「斜橋」について述べています。
3.適当です。
本文の通りです。「曲線桁橋」について述べています。
4.適当ではありません。
「トラス橋」について述べていますが、三角で構成され
部材が多く複雑な構造ですので、キャンバー調整の修正が「難しい」のです。
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03
不適当なのは、「トラス橋は、架設の最終段階でのキャンバー調整の修正が容易であるが、架設中の各段階で上げ越し量をチェックする必要がある。」です。
理由は、トラス橋のキャンバー(上げ越し)は部材長や張力調整で事前に管理する性格が強く、最終段階での大きな修正は容易ではないためです。一方、各段階で上げ越し量をチェックする必要がある点は正しい考え方です。
・箱桁は曲げ剛性が大きいため、仮受け(ベント)での反力が大きくなりやすいです。
・そのため、ベントの基礎・部材強度の検討が重要です。適切な記述です。
・斜橋はねじれや偏荷重の影響を受けやすく、段階ごとにたわみ・傾きが変わります。よって、各段階での算定とキャンバー調整は必要です。
適切な記述です。
・曲線桁は遠心的な偏りやねじれが出やすいです。
・重心位置の把握と仮受け反力の検討で、転倒・過大ねじれを防ぐのが基本です。適切な記述です。
・トラスの上げ越しは製作・架設計画段階で設定し、部材長・ターンバックル等の調整で段階的に合わせます。最終段階で大きく修正するのは容易ではなく、むしろ避けるべきです。
・一方で、各段階での上げ越し確認は必要という趣旨は妥当です。したがって、「最終段階でのキャンバー調整の修正が容易」の部分が不適当です。
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