1級土木施工管理技術の過去問
平成29年度
必須問題 問75

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 平成29年度 必須問題 問75 (訂正依頼・報告はこちら)

下図に示す施工体制の現場において、A社がB社に組み立てさせた作業足場でB社、C社、D社が作業を行い、E社はC社が持ち込んだ移動式足場で作業を行うこととなった。特定事業の仕事を行う注文者として積載荷重の表示、点検等の安全措置義務に関する次の記述のうち、労働安全衛生法令上、正しいものはどれか。
問題文の画像
  • A社は、作業足場について、B社、C社、D社に対し注文者としての安全措置義務を負う。
  • B社は、自社が組み立てた作業足場について、D社に対し注文者として安全措置義務を負う。
  • A社は、C社が持ち込んだ移動式足場について、E社に対し注文者としての安全措置義務を負わない。
  • C社は、移動式足場について、事業者としての必要措置を行わなければならないが、注文者としての安全措置義務を負わない。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

【正解1】

1:適当です。特定元方事業者A社は、作業足場について、一次下請けB社、C社及び二次下請けD社に対し注文者としての安全措置義務を負います。

2:適当ではありません。一次下請B社は、自社が組み立てた作業足場について、D社とは全く発注者と請負者の関係がないため、D社に対し注文者としての安全措置義務は負う必要はありません。

3:適当ではありません。特定元方事業者A社は、二次下請E社の関係請負人であるため、C社が持ち込んだ移動式足場について、E社に対し注文者としての安全措置義務を負う必要があります。

4:適当ではありません。一次請負C社は、移動式足場について、事業者としての必要措置を行わなければならず、注文者として二次下請E社に対する安全措置義務も負わなければなりません。

参考になった数30

02

問題文が長く複雑な問題ですが、「特定事業の仕事を行う注文者として」

「安全措置義務」に関する「労働安全衛生法令上」正しいものを選ぶ問題です。

1.正しいです。

 A社は注文者である以上、作業足場に関してB、C、D社に対して

 安全措置義務を負います。

2.誤っています。

 B社は「注文者」ではないので、「注文者」としての責は負いません。

3.誤っています。

 A社はE社に対しての「関係請負人」にあたるので、

 C社が持ち込んだ移動式足場についても、

 E社に対し「注文者」としての安全措置義務を負う必要があります。 

4.誤っています。

 C社が持ち込んだ移動式足場ということなので二次下請E社に対して

 「注文者」としての安全措置義務も負わなければなりません。 

参考になった数12