1級土木施工管理技術の過去問
平成30年度
選択問題 問17
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問題
1級土木施工管理技術検定学科試験 平成30年度 選択問題 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
鋼道路橋の溶接の施工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- 溶接を行う部分は、溶接に有害な黒皮、さび、塗料、油などを取り除いた後、溶接線近傍を十分に湿らせる必要がある。
- エンドタブは、部材の溶接端部の品質を確保できる材片を使用するものとし、溶接終了後、除去しやすいように、エンドタブ取付け範囲の母材を小さくしておく方法がある。
- 組立溶接は、組立終了時までにスラグを除去し溶接部表面に割れがある場合には、割れの両端までガウジングをし、舟底形に整形して補修溶接をする。
- 部材を組み立てる場合の材片の組合せ精度は、継手部の応力伝達が円滑に行われ、かつ継手性能を満足するものでなければならない。
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この過去問の解説 (2件)
01
1:適当ではありません。溶接を行う部分は、溶接に有害な黒皮、さび、塗料、油などを取り除いた後、溶接線近傍を十分に乾燥させる必要があります。
2:適当ではありません。エンドタブは、部材の溶接端部の品質を確保できる材片を使用するものとし、溶接終了後、除去しやすいように、エンドタブ取付け範囲の母材を大きくしておく方法があります。
3:適当ではありません。組立溶接は、組立終了時までにスラグを除去し溶接部表面に割れがある場合には、割れの両端から50mm以上長めにガウジングをし、舟底形に整形して補修溶接をします。
4:適当です。部材を組み立てる場合の材片の組合せ精度は、継手部の応力伝達が円滑に行われ、かつ継手性能を満足させる必要があります。
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02
鋼道路橋の「溶接の施工」に関する問題です。
1.適当ではありません。
溶接を行う部分は、溶接に有害な黒皮、さび、塗料、油などを取り除いた後、
溶接線近傍を「十分に乾燥させる」必要があります。
2.適当ではありません。
エンドタブは、部材の溶接端部の品質を確保できる材片を使用するものとし、
溶接終了後、「除去しやすい」ように、エンドタブ取付け範囲の母材を
「大きくしておく」方法があります。
3.適当ではありません。
組立溶接は、組立終了時までにスラグを除去し溶接部表面に割れがある
場合には、「欠陥の両端から50mm以上長く」ガウジング(はつりのこと)
をして、舟底形に整形して補修溶接をします。
4.適当です。
部材を組み立てる場合の材片の組合せ精度について述べられており、
本文の通りです。
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