1級土木施工管理技士 過去問
令和元年度
問27 (選択問題 問27)
問題文
道路のアスファルト舗装における路床に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
1級土木施工管理技術試験 令和元年度 問27(選択問題 問27) (訂正依頼・報告はこちら)
道路のアスファルト舗装における路床に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 凍上抑制層は、凍結深さから求めた必要な置換え深さと舗装の厚さを比較し、置換え深さが大きい場合に、路盤の下にその厚さの差だけ凍上の生じにくい材料で置き換えたものである。
- 切土路床は、表面から 30 cm程度以内に木根、転石などの路床の均一性を損なうものがある場合はこれらを取り除いて仕上げる。
- 安定処理材料は、路床土とセメントや石灰などの安定材を混合し路床の支持力を改善する場合に用いられ、一般に粘性土に対してはセメントが適している。
- 安定処理工法は、現状路床土と安定材を混合し構築路床を築造する工法で、現状路床土の有効利用を目的とする場合はCBRが 3 未満の軟弱土に適用される。
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この過去問の解説 (3件)
01
適当でないものは「安定処理材料は、路床土とセメントや石灰などの安定材を混合し路床の支持力を改善する場合に用いられ、一般に粘性土に対してはセメントが適している。」です。
設問の通りです。
凍結深さから求めた必要な置換え深さと舗装の厚さを比較し、置換え深さが大きい場合に、路盤の下にその厚さの差だけ凍上の生じにくい材料で置き換えます。
この置き換えた層を凍上抑制層といいます。
設問の通りです。
切土路床は、表面から 30 cm程度以内に木根、転石などの路床の均一性を損なうものを取り除いてから路床を仕上げることを言います。
誤りです。
安定処理材料は、粘性土には一般に石灰が適しています。
設問の通りです。
安定処理工法はアスファルト舗装道路の現状路床土と安定材(セメント、石灰)を混合し構築路床を築造する工法です。
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02
道路のアスファルト舗装における路床に関する問題です。
適当。問題文の通りです。
適当。問題文の通りです。
誤り。セメント系固化材は砂質土、粘性土ともに利用されますが、砂質土の方が適しています。
粘性土は含水量が高いことが多いため反応の際、熱を発生し水分を蒸発させる石灰系固化材が適している場合が多いですが、現場の土質は様々であるため、配合試験等を事前に行い、適した材料を選ぶことが重要です。
適当。問題文の通りです。
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03
道路舗装における路床は、舗装の支持力を支える重要な構造です。特に、安定処理工法の適用条件は、試験でも問われやすいポイントです。
適当: 凍上抑制層は、凍結による路床の膨張を防ぐために設けられます。凍結深さに応じて必要な置換え深さを決定し、凍上しにくい材料で路盤下を置き換えます。
適当: 切土路床は、均一な支持力を確保するために、木根や転石など、路床の均一性を損なうものを除去する必要があります。
不適当:一般に粘性土は、石灰系固化材が適している場合が多いです。
適当: 設問のとおりで、現状路床土の有効利用を目的とする場合はCBRが 3 未満の軟弱土に適用されます。
道路舗装における路床は、舗装の耐久性を左右する重要な要素です。安定処理工法の適用条件は、頻出問題なので、しっかりとおさえておきましょう。
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