1級土木施工管理技術の過去問
令和元年度
必須問題 問73

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和元年度 必須問題 問73 (訂正依頼・報告はこちら)

下図のネットワーク式工程表に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
ただし、図中のイベント間のA〜Kは作業内容、日数は作業日数を表す。
問題文の画像
  • 工事開始から工事完了までの必要日数(工期)は 30 日である。
  • クリティカルパスは、⓪ → ① → ⑥ → ⑦ → ⑧ → ⑨ である。
  • ① → ⑥ → ⑦ → ⑧ の作業余裕日数は 1 日である。
  • 作業Kの最早開始日は、工事開始後 26 日である。

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この過去問の解説 (2件)

01

【正解は「① → ⑥ → ⑦ → ⑧ の作業余裕日数は 1 日である。」です】

選択肢1. 工事開始から工事完了までの必要日数(工期)は 30 日である。

誤りです。

工事完了までの必要日数は、クリティカルパス(工程全体においての最長経路)を指しますので、⓪→①→②→③→⑤→⑨ の28日となります。

選択肢2. クリティカルパスは、⓪ → ① → ⑥ → ⑦ → ⑧ → ⑨ である。

誤りです。

クリティカルパスは工程全体においての最長経路を指しますので、⓪→①→②→③→⑤→⑨ の28日となります。

選択肢3. ① → ⑥ → ⑦ → ⑧ の作業余裕日数は 1 日である。

正しいです。

クリティカルパスの経路で、①→②→③→⑤→⑧の経路は 5 + 5 + 7 + 0 = 17日です。

①→⑥→⑦→⑧の経路は 2 + 7 + 7 = 16日 となります。

よって、作業余裕日数は、17日 - 16日 = 1日 となり、正しいです。

選択肢4. 作業Kの最早開始日は、工事開始後 26 日である。

誤りです。

クリティカルパスの経路で、⓪→①→②→③→⑤→⑧は 5 + 5 + 5 + 7 + 0 = 22日 です。

 ※ 0はダミー(各経路で⑤のイベントが完了しないと⑧に進めない)

⓪→①→②→④→⑤→⑧ や ⓪→①→⑥→⑦→⑧ の経路でも、それぞれ21日となります。

よって、作業Kの最早開始日は各経路の最大日数である工事開始後22日となります。

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02

正解は「① → ⑥ → ⑦ → ⑧ の作業余裕日数は 1 日である。」です。

選択肢1. 工事開始から工事完了までの必要日数(工期)は 30 日である。

誤りです。

工事開始から工事完了までの必要日数は、

⓪→①→②→③→⑤→⑨ の28日となります。

選択肢2. クリティカルパスは、⓪ → ① → ⑥ → ⑦ → ⑧ → ⑨ である。

誤りです。

クリティカルパスとは、ネットワーク工程表の最長経路のことを指します。

よって、⓪→①→②→③→⑤→⑨ の28日となります。

選択肢3. ① → ⑥ → ⑦ → ⑧ の作業余裕日数は 1 日である。

設問通りです。

①→⑥→⑦→⑧の経路は 2 + 7 + 7 = 16日 です。

クリティカルパスを通る

①→②→③→⑤→⑧の経路における作業日数の合計は 5 + 5 + 7 + 0 = 17日です。

よって、作業余裕日数は、17日 - 16日 = 1日 となります。

選択肢4. 作業Kの最早開始日は、工事開始後 26 日である。

誤りです。

最早開始日は、「その作業を最も早く開始できる日」を示したものです。

ネットワーク工程表の計算により作業Kの最早開始日は、工事開始後22日となります。

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