1級土木施工管理技術の過去問
令和2年度
選択問題 問18

適当なものは２です。

１．トルシア形高力ボルト締付け終了後の検査は、全てのボルトについて外観検査（ボルトの余長、ピンテールの破断、１次締付け後に行ったマークのズレによるナット回転角・共回りおよび軸回りの有無を目視検査）を行うものとします。

３．回転法によって締め付けた高力ボルトで回転角が過大なものは、高力ボルトを交換して締め直します。

４．摩擦接合では、摩擦面の状態が接合部のすべり耐力に大きい影響を与えるため、黒皮は取り除くことが必要です。

１→誤りです。

トルシア形高力ボルトは、全数ピンテールの切断の確認と

マーキングによる外観検査を行います。

２→設問通りです。

高力ボルトの締め付けは、ナットを回して行うことを原則とします。

やむを得ずボルトの頭部を回して締め付ける場合は、

トルク係数値の変化を確認する必要があります。

３→誤りです。

回転角が過大な高力ボルトは、

新しい高力ボルトに交換します。

締め直して使用してはなりません。

４→誤りです。

高力ボルトの摩擦接合において

接合される材片の接触面を塗装しない場合は、

所定のすべり係数が得られるよう

黒皮や浮きさびを除去して粗面とします。