1級土木施工管理技士 過去問
令和2年度
問94 (必須問題 問94)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級土木施工管理技術試験 令和2年度 問94(必須問題 問94) (訂正依頼・報告はこちら)

建設工事における水質汚濁対策に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • SSなどを除去する濁水処理設備は、建設工事の工事目的物ではなく仮設備であり、過剰投資となったとしても、必要能力よりできるだけ高いものを選定する。
  • 土壌浄化工事においては、投入する土砂の粒度分布によりSS濃度が変動し、洗浄設備の制約からSSは高い値になるので脱水設備が小型になる。
  • 雨水や湧水に土砂・セメントなどが混入することにより発生する濁水の処理は、SSの除去及びセメント粒子の影響によるアルカリ性分の中和が主となる。
  • 無機凝集剤及び高分子凝集剤の添加量は、濁水及びSS濃度が多くなれば多く必要となるが、SSの成分及び水質には影響されない。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

✖1.

SSなどを除去する濁水処理設備は、建設工事の工事目的物ではなく仮設備であり、過剰投資する必要はありません

工事費用、規模に見合ったものを選定します

✖2.

土壌浄化工事において、取り除く物質によって措置が異なる場合、SSに変化がないこともあります。

〇3.設問の通りです。

雨水や湧水に土砂・セメントなどが混入することにより発生する濁水の処理は、SSの除去及びセメント粒子の影響によるアルカリ性分の中和が主となります。

環境基準でpH6.5~8.5、SS25mg/ℓ以下という基準があります。

✖4.

無機凝集剤及び高分子凝集剤の添加量は、濁水及びSS濃度が多くなれば多く必要となり、SSの成分及び水質にも影響されます

参考になった数36

02

1.不適当です。

SSとは浮遊物質量(suspended solids)の略であり、水の濁り具合を測る項目です。

汚水処理設備は仮設設備として設置することが多いものであり、十分な除去能力を有している設備を設置する必要がありますが、必要能力より過剰に大きい能力の設備は設置場所の問題を発生させたり、過剰な設備投資になったりします。

2.不適当です。

土壌浄化工事において、SSが変化することがありますが、設備が小型になるとは限りません。

3.適当です。設問の通りです。

雨水や湧水に土砂・セメントなどが混入することにより発生する濁水の処理は、SSの除去及びセメント粒子の影響によるアルカリ性分の中和が主となります。

4.不適当です。

無機凝集剤及び高分子凝集剤の添加量は、濁水及びSS濃度が多くなれば多く必要となります。また凝集剤の添加量は除去する対象物質の種類により異なります。

物質の種類に応じた適切な量を添加する必要があり、SSの成分及び水質にも影響されます。

参考になった数19

03

適切な水質汚濁対策は環境保全の観点から非常に重要な課題です。

それぞれの問題で、できるだけ具体的な状況を思い描き挑むことがポイントです。

選択肢1. SSなどを除去する濁水処理設備は、建設工事の工事目的物ではなく仮設備であり、過剰投資となったとしても、必要能力よりできるだけ高いものを選定する。

×不適当です。

 過剰な能力を持つ設備は、コストの増大につながるだけでなく、運転管理も複雑になる可能性があります

選択肢2. 土壌浄化工事においては、投入する土砂の粒度分布によりSS濃度が変動し、洗浄設備の制約からSSは高い値になるので脱水設備が小型になる。

×不適当です。

 SS濃度に応じて適切な洗浄設備を選定する必要があるため、必ずしも小型になるわけではありません。

 

選択肢3. 雨水や湧水に土砂・セメントなどが混入することにより発生する濁水の処理は、SSの除去及びセメント粒子の影響によるアルカリ性分の中和が主となる。

〇適当です。

 セメント粒子は、水と反応して水酸化カルシウムを生成し、pHを上昇させるため、中和処理が必要です。

選択肢4. 無機凝集剤及び高分子凝集剤の添加量は、濁水及びSS濃度が多くなれば多く必要となるが、SSの成分及び水質には影響されない。

×不適当です。

 凝集剤の添加量は、SSの成分や水質によっても影響を受けます。

参考になった数1