1級土木施工管理技術の過去問
令和3年度
選択問題 問45

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度 選択問題 問45 (訂正依頼・報告はこちら)

鋼構造物の塗装における塗膜の劣化に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • チェッキングは、塗膜の表面が粉化して次第に消耗していく現象であり、紫外線等により塗膜表面が分解することで生じる。
  • 膨れは、塗膜の層間や鋼材面と塗膜の間に発生する気体、又は液体による圧力が、塗膜の付着力や凝集力より大きくなった場合に発生するもので、高湿度条件等で生じやすい。
  • クラッキングは、塗膜の内部深く、又は鋼材面まで達する割れを指し、目視で容易に確認ができるものである。
  • はがれは、塗膜と鋼材面、又は塗膜と塗膜間の付着力が低下したときに生じ、塗膜が欠損している状態であり、結露の生じやすい下フランジ下面等に多くみられる。

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この過去問の解説 (3件)

01

鋼構造物の塗装における「塗膜の劣化」に関する問題です。

1.適当ではありません。

 チェッキングの説明そのものが誤っています。

 本文は「チョーキング」に関する説明です。

 「チョークは粉」と覚えておいてください。

 チェッキングは乾燥面の表面に発生する微細な割れのことをさします。

2.適当です。

 「膨れ」の状態及び発生原因に関して述べています。

3.適当です。

 「クラッキング」に関する説明文です。

4.適当です。

 「はがれ」に関しての状態及び発生原因に関して述べています。

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02

正解は1です。

1.適当ではない。

塗膜の表面が粉化して次第に消耗して、紫外線等により塗膜表面が分解することで生じるのは、「チョーキング」です。

「チェッキング」とは、乾燥膜の表面に分布する微細な割れの形態の一つです。

2.適当。

問題文の通りです。

3.適当。

問題文の通りです。

4.適当。

問題文の通りです。

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03

鋼構造物の塗装における塗膜の劣化について、それぞれの特徴を理解しましょう。

選択肢1. チェッキングは、塗膜の表面が粉化して次第に消耗していく現象であり、紫外線等により塗膜表面が分解することで生じる。

適当ではありません。

 

「チョーキング」は、塗膜の表面が粉化して次第に消耗していく現象であり、紫外線等により塗膜表面が分解することで生じます。

選択肢2. 膨れは、塗膜の層間や鋼材面と塗膜の間に発生する気体、又は液体による圧力が、塗膜の付着力や凝集力より大きくなった場合に発生するもので、高湿度条件等で生じやすい。

適当です。

 

塗膜の下に水分やガスが溜まり、膨らむ現象で、高湿度や塗膜の密着不良などが原因です。

選択肢3. クラッキングは、塗膜の内部深く、又は鋼材面まで達する割れを指し、目視で容易に確認ができるものである。

適当です。

 

塗膜の割れのことですが、目視で容易に確認できるとは限りません。初期のクラッキングは非常に小さく、目視では確認できない場合もあります。また、塗膜の内部深くまで達している場合、目視で確認することは困難です。

選択肢4. はがれは、塗膜と鋼材面、又は塗膜と塗膜間の付着力が低下したときに生じ、塗膜が欠損している状態であり、結露の生じやすい下フランジ下面等に多くみられる。

適当です。

 

塗膜が基材から剥がれる現象で、結露や塩害などが原因となります。

まとめ

鋼構造物の塗膜劣化は、様々な要因によって発生し、その種類も多岐にわたります。それぞれの劣化現象の特徴を理解することで、適切な維持管理を行うことが重要です。

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