1級土木施工管理技術の過去問
令和3年度
選択問題 問50

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問題

1級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度 選択問題 問50 (訂正依頼・報告はこちら)

労働基準法に定められている労働契約に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。
  • 使用者は、労働者が業務上負傷し、又は疾病にかかり療養のために休業する期間及びその後30日間は、原則として、解雇してはならない。
  • 使用者は、労働者を解雇しようとする場合において、30日前に予告をしない場合は、30日分以上の平均賃金を原則として、支払わなければならない。
  • 使用者は、労働者の死亡又は退職の場合において、権利者からの請求の有無にかかわらず、賃金を支払い、労働者の権利に属する金品を返還しなければならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

1.正しい。

問題文の通りです。

2.正しい。

問題文の通りです。

3.正しい。

問題文の通りです。

4.誤り。

使用者は、労働者の死亡又は退職の場合において、権利者からの請求があった場合、賃金を支払い、労働者の権利に属する金品を返還しなければなりません。

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02

〇1.設問の通りです。

使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければなりません。

〇2.設問の通りです。

労働基準法では『解雇』に関して主に次の内容が定められています。

使用者は、労働者が業務上負傷し、又は疾病にかかり療養のために休業する期間及びその後30日間は、原則として、解雇してはならない』

『産前産後の休業期間とその後の30日間は、原則として、解雇してはならない』

『労働基準監督署に申告したことを理由とする解雇は原則できない』

など。

〇3.設問の通りです。

使用者は、労働者を解雇しようとする場合において、少なくとも30日前に解雇の予告をする必要があります。

予告を行わない場合には、30日分以上の平均賃金を支払わなければなりません。

予告の日数が30日に満たない場合には、その不足日数分の平均賃金を、解雇予告手当として、支払う必要があります。

30日前に予告をしない場合は、30日分以上の平均賃金を原則として、支払わなければなりません。(例:解雇日の10日前に予告した場合は、平均賃金×20日分を支払います。)

✖4.使用者は、労働者の死亡又は退職の場合において、権利者からの請求があった場合、賃金を支払い、労働者の権利に属する金品を返還しなければなりません。

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03

労働基準法に定められている労働契約について、基本的事項を理解しましょう。

選択肢1. 使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。

適当です。

 

労働基準法第15条に定められており、労働契約の透明性を確保するための重要な規定です。

選択肢2. 使用者は、労働者が業務上負傷し、又は疾病にかかり療養のために休業する期間及びその後30日間は、原則として、解雇してはならない。

適当です。

 

労働基準法第61条に定められており、労働者が病気やケガをした際に、生活の安定を図るための保護規定です。

選択肢3. 使用者は、労働者を解雇しようとする場合において、30日前に予告をしない場合は、30日分以上の平均賃金を原則として、支払わなければならない。

適当です。

 

労働基準法第20条に定められており、解雇による労働者の生活の安定を図るための規定です。

選択肢4. 使用者は、労働者の死亡又は退職の場合において、権利者からの請求の有無にかかわらず、賃金を支払い、労働者の権利に属する金品を返還しなければならない。

適当ではありません。

 

労働者の死亡や退職の場合、賃金や金品の支払いは、原則として、権利者からの請求があった場合に行われます。ただし、未払いの賃金などについては、請求がなくても支払う義務があります。

まとめ

労働基準法は、労働者の権利を保護し、労働条件の改善を図ることを目的としています。労働契約に関する規定は、労働者と使用者の間の権利義務関係を明確にする上で非常に重要です。

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