一級建築士の過去問
平成28年(2016年)
学科1(計画) 問20

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問題

一級建築士試験 平成28年(2016年) 学科1(計画) 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

プロジェクトマネジメントに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 賃貸住宅におけるサブリース事業は、賃貸管理事業者が建物所有者等から建築物を転貸目的として賃借し、自らが転貸人となって入居者に転貸するシステムによって行う賃貸管理事業である。
  • BCPは、企業が災害や事故で被害を受けても、重要な業務が中断しないこと、中断しても可能な限り短い期間で再開すること等、事業の継続を追求する計画である。
  • CSRは、企業が所有する不動産について、経営戦略的な視点に立って見直しを行い、不動産投資の効率性を最大限向上させるという考え方である。
  • PFI事業におけるSPCは、ある特定の事業を実施することを目的として設立される会社で、PFI事業以外の投資は行わず、PFIの契約期間が終了すれば解散するものである。

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この過去問の解説 (3件)

01

1. 設問の通り

2. 設問の通り
  [BCP(Business Continuity Plan)]
  「事業継続計画」

3. 誤り
  [CSR(Corporate Social Responsibility)]
  「企業の社会的責任」
  法令遵守や利益追求だけではなく、企業が社会へ与える影響に責任を持
  ち、利害関係者からの要求に対し、適切な意思決定をし、一層の社会貢献
  を自主的に行うという考え方を指します。

  設問は[CRE(Corporate Real Estate)]=「企業不動産」に関する記述です。
  
4. 設問の通り
  [PFI事業(Private Financial Initiative)]
  「民間資本主導」
  民間資金やノウハウを活用して公共設備を整備したり、質の高い公共サー
  ビスを提供を図る方式です。

  [SPC(Special Purpose Company)]
  「特定目的会社」
  ある特定のPFI事業を実施するため設立される会社です。

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02

1.[正]
サブリース事業とは不動産業者が第三者に貸すことを目的として建物を長期間一括して借りる事業です。
2.[正]
BCP(事業継続計画)とは企業が災害等により被災した際に、被害を最小限にし、短期間で事業を再開し継続する計画のことです。
3.[誤]
CSR(企業の社会的責任)とは企業が利益確保だけでなく、事業を通じて社会や環境に貢献する責任のことを指します。
設問はCRE(企業不動産)の説明です。
4.[正]
SPC(特別目的会社)は限定の目的のために設立された会社のことです。
PFI事業におけるSPCはあるPFI事業実施のために設立された会社のことを指します。
また、PFI事業とは公共施設等の建設、維持管理等に民間の資金、経営能力、技術力を活用する事業のことです。

参考になった数15

03

1.設問通り、適当です。
2.設問通り、適当です。
3.誤りです。
設問は「CRE Corporate Real Estate」に関する記載です。
「CSR」は「Corporate Social Responsibility」であり、企業の社会的責任を意味します。
企業活動において、法令順守・社会的倫理の尊重を優先し、利害関係者との関係を良好に保ち、環境に配慮しながら安全かつ良質な財やサービスの提供を行うことが求められています。

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