一級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科5(施工) 問112
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問題
一級建築士試験 平成29年(2017年) 学科5(施工) 問112 (訂正依頼・報告はこちら)
プレキャスト鉄筋コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- プレキャスト部材の製造に当たり、コンクリートの加熱養生において、前養生時間を3時間とし、養生温度の上昇勾配を15°C/hとした。
- プレキャスト部材の製造に当たり、板状のプレキャスト部材の脱型時所要強度については、脱型時にベッドを70~80度に立て起こしてから吊り上げる計画としたので、コンクリートの圧縮強度を5N/mm2とした。
- 工事現場において、プレキャスト部材のエンクローズ溶接継手については、溶接後の鉄筋の残留応力を小さくするため、同一接合部の溶接作業を連続して行った。
- 工事現場において、プレキャスト部材と現場打ちコンクリートとの接合部については、コンクリートの打込みに先立ち、豆板等の欠陥を防止するため、散水してせき板及びプレキャスト部材の接合面を湿潤状態にした。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.脱型時に必要なコンクリート強度は、ベッドを傾斜させる場合は8~10N/m㎡必要であり、ベッドを傾斜させない場合は12N/m㎡必要です。
3.正しい記述です。
4.正しい記述です。
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02
養生温度の上昇勾配は10~20°C/hとすれば、強度の低下やクラックの発生に
影響はありません。
2.脱型時にベッドを70~80度に立て起こしてから吊り上げる計画の場合は、コ
ンクリートの圧縮強度を8~10N/mm2程度とします。
3.記述のとおりです。
4.記述のとおりです。
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03
2.誤り→PC板の脱型時に70~80度に立て起こしてから吊り上げる場合は、8~10N/㎜の強度が必要です。
3.正しい→エンクローズ溶接は溶接後に収縮するため、一度に連続して行います。
4.正しい→記述の通りです。
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