一級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科5(施工) 問111

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問題

一級建築士試験 平成29年(2017年) 学科5(施工) 問111 (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • コンクリートポンプによるコンクリートの圧送に当たり、コンクリートの圧送に先立って圧送する富調合モルタルについては、型枠内に打ち込まずに全て破棄した。
  • コンクリート棒形振動機によるコンクリートの締固めにおいては、打込み層ごとに行い、その下層に振動機の先端が入るようにほぼ垂直に挿入し、挿入間隔を60cm以下としたうえで、コンクリートの上面にセメントペーストが浮くまで加振した。
  • 床スラブのコンクリートの打込みをした翌日に、やむを得ず次工程の墨出しを行わなければならなかったので、適切な養生を行いコンクリートに振動や衝撃等の悪影響を与えない作業に限定して承認した。
  • 普通ポルトランドセメントを使用したコンクリートの養生において、外気温の低い時期であったので、コンクリートを寒気から保護し、コンクリートの温度が2°Cを下まわらない期間を3日とした。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.正しい→富調合モルタルは型枠内には打ち込まずに破棄します。

2.正しい→振動機の挿入間隔は60㎝以下とします。

3.正しい→やむを得ず墨出し等の軽作業を行う場合は、コンクリートに悪影響を与えないように注意します。

4.誤り→外気温の低い時期の普通ポルトランドセメントの養生は、2℃を下回らない期間が5日以上必要です。

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02

1.記述のとおりです。
 JASS5より、先送りモルタルは原則として型枠内に打ち込まないとなってい
 ます。
2.記述のとおりです。
3.記述のとおりです。作業する場合はコンクリートに振動や衝撃等の悪影響を
 与えないようにしなければなりません。
4.JASS5より、コンクリートを寒気から保護し、コンクリートの温度が2°Cを下
 まわらない期間は5日以上必要です。

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03

1.正しい記述です。

2.正しい記述です。

3.正しい記述です。

4.外気温の低い時期においては、コンクリートを寒気から保護し、コンクリートの温度が2℃を下まわらない期間を5日以上は確保します。ただし、早強度ポルトランドセメントを用いる場合は、この日数を3日以上とします。

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