2級土木施工管理技術の過去問
平成29年度(前期)
土木 問49

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問題

2級土木施工管理技術検定学科試験 平成29年度(前期) 土木 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

建設機械の作業に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • トラフィカビリティとは、軟岩やかたい土を爪によって作業できる程度をいう。
  • ブルドーザの作業効率は、砂の方が岩塊・玉石より小さい。
  • リッパビリティとは、建設機械が土の上を走行する良否の程度をいう。
  • ダンプトラックの作業効率は、運搬路の沿道条件、路面状態、昼夜の別で変わる。

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この過去問の解説 (3件)

01


トラフィカビリティは、建設機械が土の上の走行しやすさを示します。

ブルドーザの作業効率は、岩類より砂類のほうが積み込みがし易いので大きくなります。

リッパビリティは、軟岩やかたい土を爪によって作業しやすさを示します。
4〇
ダンプトラックは運搬経路の沿道条件や、路面状態が走行しやすさに影響します。

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02

1)適当ではありません。
「トラフィカビリティ(trafficability)」は施工現場にて建設機械が走行するのにどれだけ耐えられるかを表し、コーン指数によって表され、指数が大きいほど走行に適した地盤と言えます。
交通や往来を表す英語「traffic(トラフィック)」と「ability(アビリティ)」を組み合わせた英単語です。
軟岩やかたい土を爪によって作業できる程度は「リッパビリティ(rippability)」で表され、リッピング工法により岩盤を破壊できるかを判断する基準です。

2)適当ではありません。
ブルドーザは車体前面に地面のほぼ直角に設置した排土板により土砂や砂利などを押し出して整地や伐開除根などを行う建設機械です。
粒径が細かい砂を押し出すと排土板の左右へこぼれ流れていきやすく、岩塊や玉石の方が粒径が大きい分こぼれにくく作業効率は高いと言えます。

3)適当ではありません。
「リッパビリティ(rippability)」とは、ブルドーザの工法にリッパを取り付けたリッパドーザなどで岩盤などを掘削する際の判断基準です。弾性波探査による速度で表され、速度が速いほど硬質と言えます。
建設機械が土の上を走行する際の走行性の度合いを判断するのは「トラフィカビリティ(trafficability)」です。

4)適当です。
ダンプトラックの主な作業目的は、架装に荷物や土砂、木材などを積載し長距離を移動し運搬することにあります。
そのため運搬路の路面状態の良し悪しや天候、渋滞などの交通状況、日中か夜間で変わる見通しの良し悪し、最大速度の違いなどにより作業効率に差が生じます。

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03

問題の解説

正解は 4 です。
ダンプトラックの作業効率は運搬路条件で変わります。

その他の選択肢は下記の通りです。

1.トラフィカビリティとは重機の走行性です。

2.ブルドーザの作業効率は、砂の方が岩塊・玉石より”大きく”なります。

3.リッパビリティは、リッパ―により作業できる程度をいいます。

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