2級土木施工管理技術の過去問
令和3年度(前期)
土木3 問145
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問題
2級土木施工管理技術検定学科試験 令和3年度(前期) 土木3 問145 (訂正依頼・報告はこちら)
車両の最高限度に関する次の記述のうち、車両制限令上、誤っているものはどれか。
ただし、道路管理者が道路の構造の保全及び交通の危険の防止上支障がないと認めて指定した道路を通行する車両を除く。
ただし、道路管理者が道路の構造の保全及び交通の危険の防止上支障がないと認めて指定した道路を通行する車両を除く。
- 車両の輪荷重は、5tである。
- 車両の高さは、3.8mである。
- 車両の最小回転半径は、車両の最外側のわだちについて10mである。
- 車両の幅は、2.5mである。
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この過去問の解説 (3件)
01
道路法及び車両制限令では、道路を通行するにあたり車両の最高限度
(一般的制限値)を設定しており、超過する場合には特殊車両通行の申請を行い
許可を得る必要があります。
(車両制限令のほかにも法令を遵守し、申請する必要がある場合がありますので
走行する前には十分調べるように注意してください。)
以下に車両の最高限度を表記します。
車両の幅:2.5m
車両の長さ:12m
車両の高さ:3.8m(高さ指定道路を除く)
車両の総重量:20t(重さ指定道路、高速自動車国道を除く)
車両の軸重:10t
車両の輪荷重:5t
車両の隣接軸重:18~20t
車両の最小回転半径:12m
設問と照らし合わせると、
1 輪荷重が 5t なので正しいです。
2 高さが 3.8m なので正しいです。
3 車両の最小回転半径は、(車両の最外側のわだちについて)
10mではなく12mなので誤りです。
4 幅が 2.5m なので正しいです。
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02
誤っているものは 3 です。
道路法では、道路を維持するため及び交通の危険を防ぐために、道路を通行する車両を制限しており、これを車両制限令といいます。車両制限令ではその一般的制限値を定めており、設問はその内容を展開したものです。
1.設問の記述の通りです。輪荷重とはタイヤ1本にのしかかる重さのことです。
2.設問の記述の通りです。道路が立体交差する折には、この3.8mに幾分かの余裕を持たせた空間を建築限界と設定し、それを確保した道路断面の設計・施工がされます。
3.車両の最小回転半径は12.0mです。したがって記述は誤りです。
4.設問の記述の通りです。幅2.5mを超えると特殊車両と見なされ、特殊車両通行許可が必要となります。
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03
車両制限令は、道路の構造を保全し危険を防止するために、道路法第四十七条第一項に基づいて幅、重量、高さ、長さに最小回転半径などの最高限度を規定した政令です。
1)正しいです
車両の輪荷重の最高限度は5tまでと定められています。
ただし、国際海上コンテナ運搬用のセミトレーラー連結車では道路管理者が交通の支障がないと認められた場合においては、輪荷重が5.75tまでと定められています。
車両制限令 第三条 車両の幅等の最高限度 第二項のニ
2)正しいです
車両の高さの最高限度は、荷台に貨物を搭載した状態で3.8mまでと定められています。ただし。道路管理者がその道路の構造の安全に支障がないと認めた場合は4.1mまで可能とされています。
また、長さは12.0mまでと定められています。
車両制限令 第三条 車両の幅等の最高限度 第三項
3)誤りです
車両の最小回転半径の最高限度は、車両の最外部のわだちについて12mまでとされています。
最小回転半径とは、ハンドルを左右どちらかに最大に切った状態で旋回した場合に、一番外側のタイヤの中心が描く円の半径を指します。
車両制限令 第三条 車両の幅等の最高限度 第五項
4)正しいです
車両の幅の最高限度は2.5mまでとされています。
ただし、国際海上コンテナ運搬用のセミトレーラー連結車では道路管理者が交通の支障がないと認められた場合においては、車両の幅は16.5mまでと定められています。
車両制限令 第三条 車両の幅等の最高限度 第一項
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