二級建築士の過去問
平成27年(2015年)
学科1(建築計画) 問8
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問題
二級建築士試験 平成27年(2015年) 学科1(建築計画) 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
色彩と照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 床や壁などの色彩計画において、一般に、色見本よりも実際に施工された大きな面のほうが、明度・彩度ともに低く見える。
- 人工光源の演色性は演色評価数で表し、その数値が大きくなるほど、色の見え方に関する光源の特性が、自然光に近くなる。
- 同じ色であっても、色相の異なる色を背景にして比較した場合、異なった色に見える。
- マンセル表色系における彩度は、無彩色を0とし、色が鮮やかになるほど段階的に数値が大きくなる。
- 全般照明と局部照明を併用する場合、全般照明の照度は、局部照明による照度の1/10以上とすることが望ましい。
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この過去問の解説 (3件)
01
1、面積が大きいほど、明度・彩度共に高く見えます。
これを面積対比(面積効果)と言います。
そのため、色見本によって色を決定するときは、
明度・彩度共にやや低めで決まることが重要です。
2、演色評価数とは、自然光を当てた場合と試料を当てた場合の差を表します。
その色ズレの差を最大100から差し引いて表します。
よって数字が大きいということは、ズレが少なく自然光に近いということになります。
3、色は背景色の補色に近づいて見えるという傾向があります。
そのため、背景の色を変えると異なった色に見えることがあります。
4、彩度は大きくなるほど色が鮮やかになります。
5、局部照明はデスクのスタンドライトのようなものです。
ある程度の照度となるため、全体では暗くならずかつ照度を確保できるように、
その1/10以上の照度を確保する必要があります。
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02
設問1 色は面積が大きいほど明度、彩度共に高く見えます。
設問2 演色性が高いほど自然光で見た物体の見え方になります。
設問3 設問の通りです。
設問4 設問の通りです。色相によって明度、彩度の最大値が変わります。
設問5 設問の通りです。タスク・アンビエント照明といい、電気代の削減にもなります。
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03
よって設問「1」が不適当、「2~5」は設問のとおりです。
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