二級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科4(建築施工) 問16

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問題

二級建築士試験 平成29年(2017年) 学科4(建築施工) 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

木工事の継手・仕口等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 大引の継手は、床束心から150mm程度持ち出した位置とし、腰掛け蟻継ぎとした。
  • せっこうラスボードの張付けにおいて、釘留め間隔をボード周辺部については150mm、その他の中間部は200mmとした。
  • 末口寸法180mmの小屋梁の継手は、受材上で台持ち継ぎとし、六角ボルトM12で緊結した。
  • 床仕上げの縁甲板張りは、本実、隠し釘打ちとした。
  • 開口部のまぐさ・窓台の仕口は、柱に対して傾ぎ大入れとした。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。


1、大引の継手は床束心から150mm程度持ち出した位置とし、腰掛け蟻継ぎとします。
したがって正しい記述となります。
床束心としたは間違いの選択肢としてよく出題されるので気を付けましょう。

2、せっこうラスボードの張付けにおいて、釘留め間隔はボード周辺部で100mm、その他の中間部は150mm以下とします。
したがって誤りの記述となります。

3、末口寸法150mm以上の小屋梁の継手は受材上で台持ち継ぎとし六角ボルトM12で緊結します。
したがって正しい記述となります。

4、床仕上げの縁甲板張りは、本実(ほんざね)、隠し釘打ちとします。
したがって正しい記述となります。

5、開口部のまぐさ・窓台の仕口は、柱に対して傾ぎ大入れとします。
したがって正しい記述となります。

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02

正解は2です

1.大引の継手は、床束心から150mm程度持ち出した位置とし、腰掛け蟻継ぎとし、釘2本打ちとしますので、正しい記述となります。

2.せっこうラスボードの張付けにおいて、釘留め間隔はボード周辺部で100mm、その他の中間部は150mm以下としますので、誤った記述となります。

3.末口寸法135mm以上の小屋梁の継手は、受材上で台持ち継ぎとし、六角ボルトM12で緊結しますので、正しい記述となります。

4. 床仕上げの縁甲板張りは、本実、隠し釘打ちとしますので、正しい記述となります。

5.開口部のまぐさ・窓台の仕口は、柱に対して傾ぎ大入れとしますので、正しい記述となります。

参考になった数8

03

正解は2です。

1 .大引の継手は、床束心から150mm程度持ち出し、腰掛け蟻継ぎ、釘2本打ちとします。腰掛け蟻継ぎは土台や大引きなどの継ぎ手に用いられます。
正しい記述です。

2 .せっこうラスボードの張付けにおいて、釘留め間隔はボード周辺部で100mm以下、その他の中間部は150mm以下とします。
誤った記述です。

3 .末口寸法135mm以上のの小屋梁の継手は、受材上で台持ち継ぎとし、六角ボルトM12で2本締めとします。
正しい記述です。

4 .床仕上げの縁甲板張りは、本実、隠し釘打ちとします。
正しい記述です。

5 .開口部のまぐさ・窓台の仕口は、柱に対して傾ぎ大入れとします。傾ぎ大入れとは、通し柱に胴差の端部を取り付ける場合などに使われ、端部を斜めに切って大入れにするものです。
正しい記述です。

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