二級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科4(建築施工) 問23

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問題

二級建築士試験 平成29年(2017年) 学科4(建築施工) 問23 (訂正依頼・報告はこちら)

建築工事に用いられる工法及び機械・器具に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 杭工事において、地盤が軟弱であったので、地盤アンカー工法を採用した。
  • 防水工事において、におい対策に有効なトーチ工法を採用した。
  • 土工事において、掘削機械が置かれている地面よりも高い位置の土砂の掘削に、パワーショベルを使用した。
  • 鉄筋工事において、鉄筋の切断にシヤーカッターを使用した。
  • 鉄骨工事において、トルシア形高力ボルトの一次締付けに電動式インパクトレンチを使用した。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

1 .地盤アンカー工法とは、地盤中に埋め込んだアンカー体の抵抗力によって、腹起し、山留壁を引っ張って固定する工法で、山留工事の一種です。
誤った記述です。

2 .防水工事におけるトーチ工法は、トーチ(改質アスファルト表面を溶融させるためのガスバーナー)によって改質アスファルト裏面及び下地を均一にあぶり、改質アスファルトを溶融させながら密着させる工法です。臭気が少なく、接着剤の使用量が抑えることができます。
正しい記述です。

3 .パワーショベルは地盤面より高いところを掘るのに適しています。山の切り崩しなどに適し、かなり硬い所も掘削することができます。
正しい記述です。

4 .鉄筋工事において、鉄筋の切断にはシヤーカッターまたは電動カッターによるものとします。やむを得ない場合を除きガス切断としてはなりません。
正しい記述です。

5 . 鉄骨工事において、トルシア形高力ボルトの一次締付けは電動式インパクトレンチなどを用いて、トルクでナットを回転させて行います。
正しい記述です。

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02

正解は1です

1.地盤アンカー工法は、切梁の代わりに地盤アンカーで山留め壁を支える工法を言いますので、誤った記述となります。

2. 防水工事において、アスファルトを溶融釜で溶かすのではなく、トーチでアスファルトシート裏面を炙って溶融させながら密着させる工法で、従来のアスファルト防水工法より臭気を抑えられますので、正しい記述となります。

3.土工事において、パワーショベルは掘削機械が置かれている地面よりも高い位置の土砂の掘削に適していますので、正しい記述となります。

4.鉄筋工事において、鉄筋の切断にはシヤーカッターを使用しますので、正しい記述となります。

5.鉄骨工事において、トルシア形高力ボルトの一次締付けには電動式インパクトレンチを使用しますので、正しい記述となります。

参考になった数4

03

正解は1です。

1、地盤アンカー工法は地盤アンカーで山留め壁を支える工法のことで、山留めに関する工法になります。
したがって誤りの記述となります。

2、トーチ工法とは防水工事の一種で、アスファルトシートの裏面をガスバーナー(トーチ)であぶって溶かしながら貼り付けていく工法のことです。
またこの工法はにおいが少なく、溶かしながらであるため接着剤などが少ないなどの特徴があります。
したがって正しい記述となります。

3、パワーショベルは、掘削機械が置かれている地面よりも高い位置の土砂の掘削に向いている機械になります。
したがって正しい記述となります。

4、鉄筋工事において、鉄筋の切断にはシヤーカッターを使用します。
したがって正しい記述となります。

5、鉄骨工事において、トルシア形高力ボルトの一次締付けには電動式インパクトレンチを使用します。
したがって正しい記述となります。

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