二級建築士の過去問
平成30年(2018年)
学科3(建築構造) 問12
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
二級建築士試験 平成30年(2018年) 学科3(建築構造) 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
木造軸組工法による平家建ての建築物(屋根は日本瓦葺きとする。)において、図に示す平面の耐力壁(図中の太線)の配置計画として、最も不適当なものは、次のうちどれか。ただし、全ての耐力壁の倍率は1とする。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
外壁から1.8mの範囲にある耐力壁の枚数について、上側・下側及び右側・左側を比較します。
1. 上側:下側=3:3、右側:左側=3:3 ……釣り合いが良いです
2. 上側:下側=3:3、右側:左側=3:3 ……釣り合いが良いです
3. 上側:下側=3:3、右側:左側=3:1 ……釣り合いが悪いです
4. 上側:下側=3:3、右側:左側=3:3 ……釣り合いが良いです
5. 上側:下側=3:3、右側:左側=3:3 ……釣り合いが良いです
3.が壁率比 1/3 = 0.33 < 0.5 となりますので
正解は 3. となります。
参考になった数10
この解説の修正を提案する
02
耐力壁のバランスを考える問題では、平面の左右の1/4と上下の1/4の部分における耐力壁のバランスが正しいかを判断していきます。
まず左右の部分での1/4とは、全長9mの1/4で、それぞれ端から2.25mまでとなります。
左右の面積の部分では、その中に存在するY方向の耐力壁の総長さを検討します。
同様に上下の部分での1/4とは、それぞれ端から1.8mまでとなります。
上下の面積の部分では、X方向の耐力壁の総長さを検討します。
それぞれの長さのバランスを求め、左右にて小さい方/大きい方(同様に上下でも)0.5以上あれば、バランスの良い配置となります。
1、左:1.8m × 3 = 5.4m
右:1.8m × 3 = 5.4m →5.4m/5.4m = 1.0 ≧ 0.5…OK
上:1.8m × 3 = 5.4m
下:1.8m × 3 = 5.4m →5.4m/5.4m = 1.0 ≧ 0.5…OK
2、左:1.8m × 3 = 5.4m
右:1.8m × 3 = 5.4m →5.4m/5.4m = 1.0 ≧ 0.5…OK
上:1.8m × 3 = 5.4m
下:1.8m × 3 = 5.4m →5.4m/5.4m = 1.0 ≧ 0.5…OK
3、左:1.8m × 1 = 1.8m
右:1.8m × 3 = 5.4m →1.8m/5.4m = 0.33 ≦ 0.5…NG
上:1.8m × 3 = 5.4m
下:1.8m × 3 = 5.4m →5.4m/5.4m = 1.0 ≧ 0.5…OK
左右でのバランスが悪く不適当となります。
4、左:1.8m × 3 = 5.4m
右:1.8m × 3 = 5.4m →5.4m/5.4m = 1.0 ≧ 0.5…OK
上:1.8m × 3 = 5.4m
下:1.8m × 3 = 5.4m →5.4m/5.4m = 1.0 ≧ 0.5…OK
5、左:1.8m × 3 = 5.4m
右:1.8m × 3 = 5.4m →5.4m/5.4m = 1.0 ≧ 0.5…OK
上:1.8m × 3 = 5.4m
下:1.8m × 3 = 5.4m →5.4m/5.4m = 1.0 ≧ 0.5…OK
参考になった数3
この解説の修正を提案する
前の問題(問11)へ
平成30年(2018年)問題一覧
次の問題(問13)へ