二級建築士の過去問
令和2年(2020年)
学科3(建築構造) 問24
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問題
二級建築士試験 令和2年(2020年) 学科3(建築構造) 問24 (訂正依頼・報告はこちら)
ガラスに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 網入り板ガラスは、板ガラスの中に金網を封入したガラスで、強度は同程度の厚さのフロート板ガラスに比べて低い。
- 型板ガラスは、片面に型模様を付けたガラスで、装飾のためや、透視を避けるために用いられる。
- 熱線吸収板ガラスは、ガラスの片面又は両面に金属酸化膜をコーティングしたガラスで、太陽光線を反射して冷房負荷を軽減する。
- 倍強度ガラスは、フロート板ガラスに熱処理を施し強度を増したもので、割れると大きな破片となるため、脱落しにくい。
- ガラスブロックは、内部の空気が低圧となっているため、フロート板ガラスに比べて、一般に、断熱性や遮音性が優れている。
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は3です。
最も不適当なものを選びます。
1. 記述は正しいです。
「網入り板ガラス」は、板ガラスの中に金網を封入したガラスで、強度は同程度の厚さのフロート板ガラスに比べて低いです。
2.記述は正しいです。
「型板ガラス」は、片面に型模様を付けたガラスで、装飾のためや、透視を避けるために用いられます。
3. 記述は誤りです。
「熱線吸収板ガラス」は、ガラス内に金属(鉄やコバルト、ニッケル、セレンなど)を添加したガラスで、日射エネルギーを20~60%程度「吸収」して、冷房効果を高めることができます。
設問は熱線反射板ガラスの説明です。
4.記述は正しいです。
「倍強度ガラス」は、フロート板ガラスに熱処理を施し強度を増したもので、割れると大きな破片となるため、脱落しにくくなります。
5. 記述は正しいです。
「ガラスブロック」は、内部の空気が低圧となっているため、フロート板ガラスに比べて、一般に、断熱性や遮音性が優れています。
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02
正解は3です。
各選択肢の解説は以下のとおりです。
1→設問の通り正しいです。網入り板ガラスは、同程度の厚さのフロート板ガラスに比べて強度は低いですが、ガラスの飛散防止に有効です。
2→設問の通り正しいです。型板ガラスとは片側の表面に凹凸があるガラスのことです。視界を遮ったり、装飾性を持たせることができます。
3→熱線吸収ガラスとは、日射エネルギーを吸収するガラスのことで、室内に侵入する日射量を抑制し、室内温度を上昇しないように抑える効果があります。設問の内容は熱線反射板ガラスの内容となっているため、誤りです。
4→設問の通り正しいです。強化ガラスとは強度が高く、割れやひびによりガラスが細かな粒状となるガラスで、倍強度ガラスは強化ガラスほどの強度はありませんが、大きな破片となって脱落しにくい性質があります。
5→設問の通り正しいです。ガラスブロックとは、内部が中空となっていることから、断熱性や遮音性が優れたガラスのことです。
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