クレーン・デリック運転士の過去問
令和3年(2021年)4月
関係法令 問17

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和3年(2021年)4月 関係法令 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文中の(   )内に入れるAからCの語句の組合せとして、法令上、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。

「つり上げ荷重3t以上(スタッカー式クレーンにあっては、1t以上)のクレーンを設置している者が、当該クレーンについて、その使用を( A )したとき、又はつり上げ荷重を3t未満(スタッカー式クレーンにあっては、1t未満)に変更したときは、その者は、( B )、クレーン検査証を所轄( C )に返還しなければならない。」
  • A:休止  B:10日以内に  C:労働基準監督署長
  • A:廃止  B:遅滞なく   C:労働基準監督署長
  • A:廃止  B:10日以内に  C:都道府県労働局長
  • A:廃止  B:遅滞なく   C:都道府県労働局長
  • A:休止  B:10日以内に  C:都道府県労働局長

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この過去問の解説 (2件)

01

答えは(2)です。

解説

空欄A:

クレーンの休止とは、検査証の有効期限を超えるときクレーンの使用を休止することです。

クレーンの廃止とは、クレーンを廃止することと、又はクレーンのつり上げ荷重を3t未満に変更することです。

設問ではクレーンのつり上げ荷重を3t未満に変更について触れられているため、空欄Aは廃止が当てはまります。

空欄B:

クレーンを廃止またはつり上げ荷重を3t未満に変更するときには、遅滞なくクレーン検査証を返還する必要があります。空欄Aは遅滞なくが当てはまります。

空欄C:

クレーンの休止と廃止どちらの場合も、労働基準監督署長に対して手続きする必要があるので、空欄Cは労働基準監督署長が当てはまります。

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02

法令では、クレーンの休止と廃止についての手続きが規定されています。

クレーンの休止とは、検査証の有効期限を超えるときクレーンの使用を停止することを言います。

クレーンの廃止とは、文字通りクレーンを廃止することの他に、クレーンのつり上げ荷重を3t未満に変更することも指します。

設問文には「つり上げ荷重を3t未満に変更」という記述があるので、空欄Aは「廃止」となり、選択肢1・5は誤りとなります。

また、クレーンを廃止またはつり上げ荷重を3t未満に変更するときには、遅滞なくクレーン検査証を返還しなければなりません。

設問文には「クレーン検査証を返還」という記述があるので、空欄Bは「遅滞なく」となり、選択肢1・3・5は誤りとなります。

さらに、クレーンの休止と廃止いずれの場合も、労働基準監督署長に対して手続きしなけらばならないので、空欄Cは「労働基準監督署長」となり、選択肢3・4・5は誤りとなります。

以上のことから、選択肢2が正解となります。

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