クレーン・デリック運転士 過去問
令和3年(2021年)10月
問12 (関係法令 問12)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和3年(2021年)10月 問12(関係法令 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、法令上、クレーンの玉掛用具として使用禁止とされていないものはどれか。
  • 使用する際の安全係数が5となるワイヤロープ
  • リンクの断面の直径の減少が、製造されたときの当該直径の12%のつりチェーン
  • 伸びが製造されたときの長さの4%のつりチェーン
  • 直径の減少が公称径の9%のワイヤロープ
  • ワイヤロープ1よりの間において素線(フィラ線を除く。以下同じ。)の数の11%の素線が切断したワイヤロープ

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この過去問の解説 (2件)

01

答えは(3)です。

解説

1.「使用する際の安全係数が5となるワイヤロープ」は使用禁止です。

クレーンの玉掛用具の安全係数は6以上でなければなりません。

2.「リンクの断面の直径の減少が、製造されたときの当該直径の12%のつりチェーン」は使用禁止です。

リンクの断面の直径の減少が、製造されたときの当該直径の10%を超えるつりチェーンを、クレーンの玉掛用具として使用してはいけません。

3.「伸びが製造されたときの長さの4%のつりチェーン」は使用禁止とされていません。

伸びが製造されたときの長さの5%を超えるつりチェーンを、クレーンの玉掛用具として使用してはいけません。

4.「直径の減少が公称径の9%のワイヤロープ」は使用禁止です。

直径の減少が公称径の7%を超えるワイヤロープを、クレーンの玉掛用具として使用してはいけません。

5.「ワイヤロープ1よりの間において素線(フィラ線を除く。以下同じ。)の数の11%の素線が切断したワイヤロープ」は使用禁止です。

ワイヤロープ1よりの間において素線(フィラ線を除く。以下同じ。)の数の10%以上の素線が切断したワイヤロープを、クレーンの玉掛用具として使用してはいけません。

参考になった数17

02

クレーンの玉掛用具に関する問題です。

こちらも数値の暗記が大半ですが、ほぼ毎回出題されているので、覚えておきましょう。

選択肢1. 使用する際の安全係数が5となるワイヤロープ

ワイヤロープの安全係数は6以上必要となります。

選択肢2. リンクの断面の直径の減少が、製造されたときの当該直径の12%のつりチェーン

リンクの断面の直径の減少が、製造されたときの当該直径の10%を超えるつりチェーンは使用禁止されています。

選択肢3. 伸びが製造されたときの長さの4%のつりチェーン

正しい記述です。

正確には、伸びが製造されたときの長さ5%以上のつりチェーンが使用禁止となります。

選択肢4. 直径の減少が公称径の9%のワイヤロープ

直径の減少が公称径の7%以上のワイヤロープは使用してはいけません。

選択肢5. ワイヤロープ1よりの間において素線(フィラ線を除く。以下同じ。)の数の11%の素線が切断したワイヤロープ

ワイヤロープ1よりの間において素線の数の10%を超える素線が切断したワイヤロープは使用禁止となります。

まとめ

実際に使用してみると明らかに危険なものもあるので、これらの数値は絶対に覚えておきましょう。

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